革のグローブを洗ってみた

皮革製品は洗える

革製品というのは水でジャバジャバ洗える。洗えるのだが、勇気がいる。特に値段の高いものを洗うには相当の勇気がいる。だが洗わないとまずいものも中にはある。それがグローブだ。

防寒用のグローブは一度買うと長年使う。長年使うとそれなりに表面も汚れがつくし、内張りだって汚れている筈だ。ゴルフのグローブなんて一度ラウンドすれば相当汗に塗れる。それらを放っておくとどうなるか。当然雑菌が繁殖し、不潔になり、場合によってはカビも生える。ゴルフのグローブの場合はそうなる前に大抵破れてしまうが、やはり不潔だ。

だから洗う。革が洗えなかったら、人間は風呂になど入れるはずがないし、動物だって水浴びするんだから、革は洗える。しかし、生きている動物の皮と違って、加工品である革は水分も油分も補給されないので、そこだけはしっかりやらないと、当然ごわごわになってしまう。逆にそれさえしっかりやれば革を洗うのに何の問題もない。

さて洗おう。今回洗うのは、もうかれこれ十年以上使っているMEROLAのグローブと、数百円で買えるゴルフグローブだ。洗うのに必要なのは、これだ。

モゥブレイのレザーソープ。他にも色々あるのだろうが、私はいつもこれを使う。基本的には馬の鞍即ちサドルなどのなめし革を洗う時に使う専用の石鹸だ。これを濡らしたスポンジなどに取って泡立ててから、水に浸してたっぷり水分を含んだ革を洗う。最初は勇気がいるが、一度やってしまえばどうと言うことはない。

ここでコツというほどのものではないのだが、このソープの説明書にもある通り、洗った後はさっと水をかける程度で拭き取るのだ。普通の洗濯では石鹸成分が残らないようにしっかり濯ぐのだが、革をこのレザーソープで洗う際は成分が革に残る程度でよい。

次に、水分をしっかり取ってから乾燥させる。革靴を洗う場合はシューキーパーがあるので型崩れを防ぐことが出来るのだが、革のグローブでは流石にそんなものはない。ではどうするかだが、こうするのだ。

ヘアドライヤーで熱風を送り、グローブ内を空気で膨らませることで形を整える。皺が寄ったままで乾燥させると革に皺が定着してしまうからだ。この際に送風ではなく熱風を使うのは、送風じゃ乾かないから(笑)。

馬鹿言ってんじゃないよ、とプロには言われそうだが、これでいいの。確かに、陰干しでやるのが良いに決まっているのだが、プロと違ってそんなことをしている暇など一般人にはない。

何故かと言うと、完全に乾燥させてしまっては駄目なのだ。半乾き、生乾きの状態で次のケアに移る必要がある。陰干しで放って置くとうっかり忘れて乾き過ぎてしまう場合があるので、このようにして一気に生乾きの状態まで持っていくのだ。

生乾きの状態になったら、次はモゥブレイのデリケートクリーム。

繰り返しになるが、ポイントは完全に乾燥する前の生乾き状態で塗り込むこと。乾燥してゴワゴワにしてしまってからでは元の質感を取り戻せない。十分に塗り込んだ後、デリケートクリームが浸透するのを待ってから、最後にこれだ。

Collonil の Supreme Delux Cream

これをしっかりと塗り込んで、あとは自然乾燥させて完成だ。ほぼ完全に元の質感のまま綺麗になった。

同様の手順でゴルフグローブも洗濯した。ゴルフグローブの場合は艶出しなど不要なので、Supreme Delux Cream は使用しない。逆に使用するとグリップが滑りやすくなってしまうのでNGだ。夏場、汗でぐちゃぐちゃになった革のグローブを、次のラウンドでも使うなんてあり得ない。

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