NURO光のONUに接続したASUS RT-AC88UでIPv6を通す

IPv6の話

NURO光のONUに自前のルータであるASUS RT-AC88Uを繋いでどうしたこうしたという記事を書くと、それに関して同じ様なことで悩んでいるので教えて欲しいというご質問を頂くことが多い。

その度に私も色々と調べ直して解決策を見つけることになるのだが、それはそれで楽しいのでご質問を頂くことは歓迎である。

さて、今回はNURO光のONUに繋いだASUSルータでIPv6が通らないので何とかならないかというご質問を頂いた。

IPv6テストサイトで確認してみた

IPv6の接続性を確認できるサイトは沢山あるが、取り敢えず「あなたのIPv6を確認しましょう」で確認してみた。

あれぇぇぇ。駄目じゃん。

過去には確かに通っていたのだが、どういう訳か私の環境でも通らなくなっていた。以前は通っていたので、ネット環境を変えた時に色々弄ったことが原因即ち設定の問題であることは間違いない。

だが待てよ、今使っているPCは最近組み上げたもので、以前確認したときとは違うマシンだ。まさかとは思ったが、一応イーサネットプロパティを確認してみた。

うん、これは問題ないね。ちゃんとTCP/IPv6は入っている。ではWindows10の方はどうか。コマンドプロンプトかPowerShellでコマンドを叩いてみる。

netsh interface ipv6 show prefixpolicies

ふふん、プレフィックスを確認する限り、ちゃんとIPv6がIpv4より上位になっているので、先にIPv6で繋ぎにいっている筈だ。localhostへのpingも通る。

まあ、4~5年前は確かにこの優先順位を逆に設定していた記憶はある。IPv6が使えるようになったからと言って、IPv6で動いているサイトが多いとは言えない状況だったからだ。だが今は状況が違う。もうIPv6優先でもいいだろう。故に、これはこれで問題ない。

となると、後は二段ルータのどちらかの設定であろう。

我が家では、NURO光のHG8045QにRT-AC88Uを繋いでいるので、ご質問を受けた当初は多忙だったこともあり、直感的に二段NATのせいかなどと考えて保留にした。

だが、NURO光のONUであるHG8045Qに対してやったことと言えば、RT-AC88UへのDMZ転送を設定した位で、特におかしなことはしていない。HG8045Qの管理画面で確認しても、WAN側にIPv6のアドレスが振られているのは間違いない。

ならば、RT-AC88U側の設定の何れかに原因がある筈だ。

RT-AC88UのWAN接続タイプ

最初に同ルータのWAN接続タプを開いてみた。

ちょっと見難いが、基本設定のWAN接続タイプは「自動 IP」が設定してある。

NURO光では、PPPoEの設定をする必要はないので自動 IPで問題ない筈だ。固定IPのサービスは2020年6月現在はないので「静的 IP」でもない。実際はあまり頻々に変わっている様子はないので、「静的 IP」でも一定期間なら繋がると思うが、普通はしないだろう。ということでこれは「自動 IP」で問題ない。

ここでASUSルータの仕様であるが、FAQによればIPv6を通す場合には次の設定をする必要があるようだ。

1 WAN接続タイプ:PPPoE ⇒ IPv6接続タイプ:Native
2 WAN接続タイプ:自動 IP ⇒ IPv6接続タイプ:Passthrough
3 WAN接続タイプ:静的 IP アドレス ⇒ IPv6接続タイプ:Static IPv6

RT-AC88UのIPv6接続タイプ

ということであるので、次にIPv6タブから基本設定を開き、「IPv6接続タイプ」を確認してみたところ、あらぁ・・・。

「Native」になっていた。これは、WAN接続タイプがPPPoEである場合の設定だ。

おそらくは、色々設定を試しているうちに弄ってしまっていたのだろう。WAN接続タイプが自動 IPでIPv6接続タイプがNativeでも、IPv4では接続されるので気が付かなかったのだと思われる。

ここを「Passthrhough」に設定し直し、再び「あなたのIPv6を確認しましょう」で確認してみたところ、あっさりIPv6が通るようになった。

因みにここで表示されるIPv6のアドレスは、Windows10の再起動をする度に変わるので、実際のところ特段隠す意味はない。

Windows 10のIPv6アドレスは、OS自体の再起動等のタイミングでアドレスが変更されるからだ。

さて、確認のために更に他のサイトとのIPv6接続もチェックしてみる。

問題ないようだ。というわけで、IPv6が通らないことに二段ルータは関係なく、ASUSルータ側のWAN接続タイプとIPv6接続タイプの設定の組み合わせによるものだった。

ただ、IPv4とIPv6の違いでネットワーク速度の違いが出るかと言うと、そんなことはない。速度は飽くまでプロバイダーのベストエフォートに依存し、同一回線をシェアするユーザ数に影響する。レスポンスも同様である。

実際、同一時間帯のネットワーク速度をそれぞれ数回計測した上での中心値らしきものを掲載すると、レスポンスに差はなく、速度は寧ろIPv4の方が速かった。

IPv6接続

IPv4接続

何のことはない。「NURO光に繋いだASUS RT-AC88UでIPv6を通す」などと大層なタイトルにしたが、単純に「ASUS RT-AC88UでIPv6を通す」でよかった。

フィギュア三女はポリマークレイ(後編)

前編で基本のモデリングは出来たので、ここからポージングとドレスアップを始める。最終形態はゴルフ女子なので、今回に限ってはヌード即ち全裸は不味い。ドレスコードに引っかかってゴルフ場に入場制限されてしまう。

よって、まずはパンティ・・・ショーツ・・・要するにパンツだ。今回は、スプレー缶でポリマークレイを伸ばして薄くしてから成形してみた。

プロは多分こんなことをせずに、ヘラワークだけでウェアリングするのだろうが、俺はセミプロだからオーバーレイでいく。実のところこれにはちゃんとした理由があるのだが、それは後で説明する。

パンツが穿けたら、次は「ゴルフウェア」を着せてみたい。当然セクシー路線でいくので、アメリカンスリーブに胸開きのアレでいきたい。キューティハニーのパクリではない。永井豪先生へのオマージュである。

永井豪先生、あなたは天才だった。「ハレンチ学園」といい、「キューティハニー」といい、「けっこう仮面」といい、もう非の打ち所がないエッチ路線だ。マジンガーZのアフロダイエースの発想は惜しかったと言わざるを得ない。もっとやって欲しかった。そして、デビルマンでやめときゃいいのに、デビルマンレディなんて描いちゃったところが、あなたの本質がそっち系であることを表している証拠だ。だが、そのどれもがいやらしさのない健全なエッチであるところが先生のいいところだ。

でも、そんな永井豪先生も松本零士先生には敵わない。松本先生は天才を通り越して偉人だ。松本零士先生と言えば宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999を連想する人が多いだろう。しかし、それは先生の本質ではない。松本零士先生こそ、エッチなどという次元を軽く超越してロマンとエロチシズムを潔くとことん探求された人物である。その代表作は「セクサロイド」、「ひるあんどん」、そして究極は「ガンフロンティア」である。

もうね、多感な俺の青春時代に、アンタ方一体なんてものを描いてくれたんですかっ。俺の性癖はアンタ等のせいでめちゃくちゃだよ。先生方に影響を受けた俺のアートの作風がどのように結実したか、今こそ見せてやる。

まずは先程と同様にポリマークレイの薄物を作り、ボディに被せていく。

大きさと位置決めをしたら、カッティングして前後を張り合わせる。

この時点で既にドレスコード的にアウトな感じがするが、気のせいだ。

次はソックスと靴を履かせてみる。ソックスは、ポリマークレイで輪っかを作り、ヘラで下半分を潰すように押し付けてイメージを作る。

靴はベロアになる部分を足の甲に置き、その後で足を包み込むように左右からポリマークレイを被せていく。

なんとなく靴のイメージになったかな。両足を同様に作ったら、靴底をつけて完成。靴底は後から別途取り付けてもいいが、今回はヘラワークで作ってみた。

ここまで来たら、最終形をイメージしたポージングを行う。

練ったばかりのポリマークレイは柔らかいので、ここまでの作業を一気にやるのであれば問題ないのだが、一旦作業を休止して翌日以降にやったりすると、大抵股が裂けたり、腰が折れたり、腕がもげたりする。その時はその時で慌てず練ったポリマークレイを裂け目に押し込んで均せば問題ない。

さて、次の工程であるが、スカートを履かせる前に髪を先に取り掛かる。フィギュアの長女と次女を作った際の経験がこの時に活きたのだが、この作業の順番が意外に大事なポイントである。

細かい作業をする時、左手でフィギュアを持って、右手でヘラを操作するのだが、ヘラを操作する右手に神経が集中すると、無意識に左手に力が入ったり、左手の指先が細かい造形を変形させてしまったりするのだ。

この場合特に要注意なのは、フィギュアの細い指である。間違って衝撃を与えようものなら即座に折れてしまう。また、仮にここで髪より先にスカートを着せてしまうと、スカートは厚みの薄いパーツなので、髪を成形する際に左手でフィギュアを握ることができない。

というわけでスカートより先に髪に取り掛かる。髪型をイメージしながら、いくつかのパーツを張り合わせるようにして大雑把に成形する。

複雑な髪型にするには何層かに分けて貼り込むといい。その後ヘラで継ぎ目を均し、髪の流れに沿って掻き分けていく。

以上で完成。

最後はいよいよスカートだが、ここまできたらもう臆面もなく超ミニと大胆スリットしかない。その他の選択肢などあり得ない。皆無だ。

最早全くドレスコードに適合するわけなどないのだが、もう突っ走るしかない。

さて、最後に何故オーバーレイで服を作ったかというと、仕上げにそこはかとないセクシーさを出したかったからである。

服というものはピタッと躰に貼り付いているものではなく、着ているからこその隙間というものがあるわけで、それをここで作り込んでいくわけだ。

 胸の開口部とか

 脇とか

 後ろ身頃と背中の間にヘラで隙間を作り込む

ほんのちょっとの隙間やめくれ上がり。こういう芸の細かさがあると一味違う。そこんとこ大事。そして・・・

スカートとは、風に靡くものなり。これこそがファンタジーの王道である。

うん、ティーグラウンドでは後ろには立たないから許して欲しい。

成形に関しては一応これで完成とは言え、最後にあと一つ工程が残っている。この子をオーブンに入れて130℃で焼成しなければならないのだ。でないといつまで経っても固まらない。だが、サイズ的に立ったままではうちのオーブンの庫内に入らない。下手に寝かすと髪やスカートが折れてしまう。どうしたものかね、これ。

と思っていたら、たまたま良さそうな厚皿を見つけたので載せてみた。

これならいけそうなので早速焼いてみる。

スーパースカルピーの説明書きによれば、オーブンを130℃で予熱し、厚さ5mmに対して15分間焼きを入れろとのこと。この子はところにより10mm厚以上ありそうなので、まずは15分間焼き、裏返してもう15分間、合計30分間焼いてみた。

無事焼き上がった。デコピンするように爪で叩いてやると、焼く前はペチペチと柔らかい音を立てていたが、焼成後はコンコンという硬い音がする。色は気持ち濃くなったような気がする。

 

後はサンドペーパーをかけて着色だ。しかしここで頭の上のフックをニッパーで取り除こうとしたところ、首がぽっきりイッてしまうというトラブルが発生。

補修してみたが、焼成した後のポリマークレイは、特性として新たなポリマークレイが少々付き難い。付かないこともないのだが、入り組んだ部分だと綺麗に補修するのが厄介なため、補修跡を隠し補強する目的で急遽チョーカーを着用させたので、益々キューティーハニー寄りになった。

フックを切断した部分に盛ったスーパースカルピーと、チョーカー部分を焼成するため、もう5分程オーブンで焼いて今度こそ成形は完成した。

ここで改めて「隙間の美学」と「チラリズムの極致」について強調しておきたい。

 

問題は、後日着色するまでの保管と、どうやってディスプレイするかである。

最後はゴルフクラブを持たせるので、三点支持で自立させてもある程度安定すると思うが、それまでが問題である。現時点で自立するとは言え、揺れれば倒れる。仕方なくティッシュの空き箱を利用することにした。

うーん、なんだかいけないプレイをしているようだが、今回に限ってはそんな意図は全く無い。可哀想だから早く何とかしなければ・・・。

骨盤と背骨の歪みを治す

肩、首、腰が凝る

デスクワークばかりしていると、どうしても姿勢が悪くなり、骨盤や背骨に歪みが生じて肩や首筋の凝りの原因になるらしい。当然腰もだ。

肩が凝るのは、根本的には運動不足や同じ姿勢を取り続けることで肩甲骨の周りの筋肉が固くなってしまうのが一因らしい。

首や腰は、スマホやデスクワークで姿勢が前屈みになって、重量物の頭や上体を支える筋肉が無駄に緊張状態を続けることから凝り固まってしまうという。

また、妻などは立ち仕事が多く、立っている時に左右の足に均等に体重をかけず、絶えずどちらかの足に偏重していることで、骨盤に歪みが生じているようだ。そのせいで、いつも腰の右側が痛いと訴えている。

原因が何であるにせよ、凝り固まったものは解さないと辛いし、歪んだり曲がったりしてしまったものは根本から直さなければならない。

何しろ曲がったことは嫌いだからな。

というわけで、私はこれを買った。ストレッチボールのツブツブ付きの奴だ。

これは見た目より硬く、腰やお尻に当てると結構効く。そして割と痛い。痛いが効く。価格も安く、安い割には凝った場所にピンポイントに当てられてグッドな奴なのだ。邪魔にもならないし、すぐに取り出せてお手軽だ。

この手のものを選ぶ時、邪魔にならず、お手軽というのが重要なポイントだ。出してくるのが億劫だったり、使うのが面倒なものは頂けない。その点もこいつはいい。邪魔だからと言ってこんなことされてしまうと死蔵品となる。わざわざ出してきて使おうなんて気にはなれない。

さて、このツフツブ付きのストレッチボール。気に入って使っていたら、いつの間にか妻も使ってた。というより完全に奪われた。それはまあいい。ところが、そうこうしているうちに、いつの間にか我が家にストレッチポールなるものが導入されていた。私が買ったストレッチボールとは「゛」と「゜」しか違わない。それなのに見た目が随分違う。

妻が買った、らしい。なんか最近こういうものが我が家で増殖している気がするのだが、彼女は勝手に買い物したりしない。そう言えばいつだったか「・・・だけど、買ってもいいかな。」とか聞かれたような気がする。例によって「うん」とか「ああ」とか「いいんじゃないか。」とか適当な相槌を打っているうちに、「いいって言ったよね。」ということになったらしい。よくあることだ。

まあ折角買ったのだからと私も試して見たところ、ぐおぉぉぉぉぉ・・・。こ、これもいいじゃないか。いや実にいい。腰から背中まで効く効く。これの上に寝てゴロゴロと腰から背中まで伸ばすと最初は辛いのだが、暫くすると背中全体がリラックスして痛くなくなる。ストレッチできた証拠だろう。一か月ほど継続して使った頃がちょうど健康診断の時期だったのだが、なんか身長が少し伸びてた。それだけ猫背になっていたのか、或いは背骨の間の軟骨かナニカが押しつぶされて縮んでいたのだろうか。思わぬ効果もあり、兎に角予想以上によかった。
と、思っていたら、在宅勤務で帰省というか寄生している長男の部屋にこんなものがあった。
骨盤職人とか書いてある。見ると玉の位置が変更できるようだ。
ふむ、どれどれとばかりに使ってみたところ、おぉぉぉぉぉぉっ、これはいい。なんだよコレ。すごく気持ちいいじゃん。

何ていうかさ、私より妻、妻より息子がずっと高級なものを買ってるってどーゆーことかね。まあいいけどさ。もうどうでもいいわ。気持ちいいし。
気を取り直して、使い方を説明しよう。

使い方を説明するために、彼に手伝ってもらうことにした。

1 ストレッチポールの使い方

ストレッチボールはこうして使う。

2 ストレッチポール(YOGAPOLE)の使い方

ストレッチポールはこうだ。この状態で徐々に腰から背中に躰をずらしていく。

3 骨盤職人の使い方

そして骨盤職人はこうやる。うん。

どれも同じじゃねぇか、などと言うなかれ。効き具合はちょっとずつ違うので、自分のM度合いに合ったものを使うといい。以下に私の所見を述べる。

エントリーNo.1が一番痛い。そして、いくら使っても慣れることなくずっと痛い。長時間は耐えられないが、一番ピンポイントに当てやすい。

エントリーNo.2は、やり始めは痛いが次第に躰が伸びてくるのが分かり、一番効果が体感できる。体勢的には最もM気分が味わえる。なんとなくイケないことをされている気になってくるから不思議だ。

エントリーNo.3が一番気持ちいい。無理なく所望の効果が得られる気がする。そしてそういうものは当然の様に最も高価なのが世の常識だ。

PCの故障診断(マザーボード編)

三か月前に組んだ自作PC4号機が使用開始一か月で故障した。残念ながら、市場に出たばかりの最新パーツを集めた自作PCでは、初期不良は比較的あると言わざるを得ない。

半導体部品が殆どなので、安定稼働し始めた後は滅多に故障はないが、それでもOCなどして定格を超えて稼働させれば寿命も短くなるというものだ。しかし、そもそもIT機器というものは、後生大事に持っておくような代物ではない。寿命なんて5年も保てば良い方だ。

参考までに私がこれまでに経験したパーツ故障は以下の通りだ。

◆システムHDD故障(数年使用後)👈DELL製 Desktop PC

◆マザーボード故障(初期不良)👈自作1号機

◆グラフィックボード故障(数年使用後)👈自作1号機

◆マザーボード故障(数年使用後)👈自作2号機

◆簡易水冷型CPUクーラー故障(数年使用後)👈自作2号機

◆M.2 NVMe SSD故障(初期不良)👈自作4号機

◆M.2 NVMe SSD故障(一か月使用後)👈自作4号機

◆マザーボード故障(一か月使用後)👈自作4号機

使用開始後一か月で故障なんてのは、私に言わせれば初期不良なのだが、使用開始している以上、通常は交換ではなく修理対象になってしまう。

自作PCの場合に厄介なのは、故障した部品を自分で特定し、メーカーまたは販売店と交渉しなければならないことだ。

ディスク系の故障は比較的分かり易い。システムなら起動しないし、読み書きのエラーより認識しなくなる場合が多いので、特定も簡単な場合が多い。

PCパーツで最も故障や不具合が多いのは、私の経験上はマザーボードだ。今回もそうだった。勿論既に復旧済みであり、その自作4号機で本稿を書いている。では経緯からいこう。

ある日突然PCがダウンした・・・

たまたま作業中ではなかったが、起動中のPCがダウンし、画面表示がされなくなった。ぷつーん・・・

えっ・・・。はぁ・・・。何かが逝ったか。今回はどのパーツかねぇ・・・。

そもそもPCパーツで日本製のものなんて殆どないので、それほど驚くことでもない。今回はBIOSにすら入れないので、十中八九マザボだと踏んだが、何もせずにサポートとのやりとりを行うのは時間の無駄である。

偉大なるマザーを否定するためには、「おまわりさん、犯人はこいつです。」と言えるだけの論拠を示さなければならない。

まずは一番怪しいマザボの自己診断を見る・・・

Debug code LEDに”0d”が表示されている。

EZ Debug LEDには”DRAM”が点灯している。

ふむ、マザボの取説を見る限り、前者はブートフェーズのローレベル初期化エラー、後者はDRAMが検出されないか、認識に失敗したことを示している。

これだけじゃ分からんね。

次に電源をチェック・・・

電源は入る。

ケースファンやCPUクーラーのファンは回っているし、ディスク類も動いている。マザーボード上のLEDやメモリも光っているので、ATX電源は供給されている筈だ。

もしPSを疑うなら、こういうものを使えば簡単だ。

「男の直感」でPS故障の可能性は低いと思ったものの、CPU電源だけがPSから供給されていない可能性もあるので、一応チェックしたが異常なし。やはりPSじゃない。
グラボをチェック・・・
モニターへの信号入力がないなら、グラボの故障は疑う必要がある。そこで手持ちの別のグラボと交換した。Geforce GTX1660 SUPERのボードと交換してみたが、症状は変化せず。
うん、グラボでもないな。
CPUの装着をチェック・・・
組み立て時の接触不良もあり得るので、CPUとCPUクーラーを取り外し、もう一度装着してみた。予想通り症状に変化なし。
DRAMをチェック・・・
DRAMの故障もあまりないと思ったが、一応マザボの自己診断ではDRAMが認識できないと言っているので、チェックした。
◆すべての接続機器を外し、CPUとマザーボードだけで電源を投入

Debug code LEDは”0d”が表示されている。

EZ Debug LED は”VGA”と”CPU”が点灯、消灯を繰り返した。

要するにローレベルの初期化を繰り返し、VGAもCPUも認識できないと偉大なるマザーは仰ってる。

◆マザボにCPUとメモリ#1を接続して電源を投入

Debug code LEDは”00~14″を繰り返した。

EZ Debug LED は”CPU”が点灯。

メモリ一枚挿しだとCPUが認識できない、と偉大なるマザーは言い分を変えた・・・。マテコラ。

◆マザボにCPUとメモリ#2を接続して電源を投入

Debug code LEDは”00~14″を繰り返した。

EZ Debug LED は”CPU”が点灯。

こうなると、つまりアレだ。ローレベルの初期化に失敗しているのは明らかだが、DRAMが二枚とも同時に故障したとは考えにくいので、この段階でメモリも容疑者から除外した。
犯人はCPUかマザボに絞られた・・・
CPUメーカーとマザーボードメーカーの品質保証体制を比較した場合、前者の不良であることは確率的にかなり低い。
以上の論拠を示して偉大なるマザーのサポートセンターに連絡を入れたところ、「マザーボードの故障だと思われるので、送ってください。」との返答があった。
よし、話の分かる奴じゃないかということで、PCを解体し偉大なるマザーに別れを告げた・・・のだが。
二か月近く待った・・・
通常は三週間ほどで返送するとのことだったが、待てど暮らせどマザーは帰ってこなかった。途中何度か督促を入れたが、世界的なコロナの影響なのか、台湾に帰国した偉大なるマザーは、再び帰ってくるまでに二か月近くかかった。
その間、現行機(自作2号機)のグラボをアップグレードして繋いだ。早々にディープラーニング専用機にしてしまわなくてよかったわ。
そして再び組み上げたのだが・・・
お分かりだろうか。電源を投入しても電源ボタンしか点灯しなかった。電源ボタンの右横にあるDebug code LEDが点灯しない。当然のようにEZ Debug LEDも点灯しなかった。嫌な予感がした・・・。電源ボタンを押したが、案の定PCは起動しなかった。電源が入らないのだ。あぁ・・・
修理に出す前より悪化してるじゃねぇか・・・
怒り心頭に発したが、アンガーマネージメントが発動した。ここは一旦気持ちを落ち着かせ、念の為もう一度PSの不具合ではないことを確認するために、今度はPSテスターではなく、自作2号機の電源を自作4号機のマザボに繋いで確認したものの、当然のように症状は変わらなかった。
その旨を文に認め、再びクレームを入れた。
「オタクは出荷前検査をしないのですか。」と。
サポートセンターの返事はこうだった。
「今回のお品物については、Cold Bootテスト、Prime95による負荷テストを行い、異常がないことを確認をしてから出荷を行っています。電源の交換を行い、症状が変わらないとのことですが、その他のパーツの故障も考えられます。その他のパーツについても交換、組み換えを行っていただけませんか。」
ちょっと待ってクダサイねェちゃん・・・そ~んなこたぁねぇダロ、よ~く見りゃわかるBreak Down(Oh,Yeah!) 
へぇ、負荷テストねぇ・・・電源も入らないのにかよぉ。サポートの人ってのはどうして、客が皆シロウトだと思って上から目線なんだろね。おいおい、俺ぁ、こう見えても元は信号処理エンジニアで、この手のボードなんぞ、昔は一週間に一枚は仕事で設計してたんだよ。と凄んでみたところで意味がない。昔は昔、今は今だ。喧嘩するのが目的ではなく、如何に早く先方の非を認めさせて良品を手に入れるかが課題なので、優しく丁寧に回答した。
「逆にお伺いしますが、ボード上の電源ボタンを押しても電源が入らないのに、PS以外の何を確認しろと仰るのでしょうか。たとえCPU、メモリ、グラボ類の何が異常、或いは未接続であってもボードの電源は入り、自己診断LEDが点灯するのが正常動作だと考えますが、違いますか。」と。
新品交換対応になった・・・
翌日返事があり、「メーカー及び製品担当と協議した結果、今回の品物は新品と交換させて頂きます。」とのことだった。ったりめぇだろが。苦節二か月。長かったぜ。
そして新品のボードが送られてきたので、また駄目で解体する羽目にならないように、マザーボード単体でPSからATX電源を供給して確かめた。
ほら見やがれ。CPUやメモリを挿さなくたって、普通はこうなるのが正しいんだよ。という趣旨の嫌味を、写真を添え、丁寧な文章で御礼と称してサポセンに送っておいた。やれやれ、高いCPUグリスを何度も無駄に浪費したぜ。
因みに、別途故障したM.2 NVMe SSDの方は、Amazonに返品した。こいつは初期不良で交換して貰い、使い始めて一か月で同じ症状でクレームになったので、多分「調査扱い」になるのだろう。どうなることやら。私は悪くないんだけどなぁ。

手首の痛みにZAMST、膝の痛みにもZAMST

色々やってきた結果・・・

中学校の時はバレーボール、高校で硬式テニス、大学ではウィンドサーフィンでクラブ活動をする傍ら、夏はスキンダイビングやスキューバダイビング、冬は毎年青森まで行ってスキーを割と真剣にやってきた。今は専らゴルフに励んでいる。

これだけやってくると、当然ながら躰のあちらこちらをそれなりに痛めた。結果としてサポーターのお世話になる羽目になったのだが、昔はあまり良いサポーターがなく、精々ゴムを織り込んだ生地で締め付けるようなものだったので、効果も怪しいと言わざるを得なかった。

サポーターは進化している

しかし、最近はサポーターもそこそこ機能性の高いものが出回っている。中でも私はZAMSTを愛用している。さすがにテーピングには及ばないものの、筋肉の伸び縮みの方向に対してサポートするように作られている。

そして、最近またそのレパートリーが増えた。何故か。多分ゴルフのスイング改造が原因と思われる。私の持ち玉はドロー。下手をするとフック、更にチーピン。これを改善するために、上体の起き上がりを防ぐ目的で右足裏をできるだけ地面から離さないようにした。上体が回転しきるまで右足を浮かさないようにするのは厳しく、必然的に右膝が内側に捻転する。多分このせいで右膝の外側が1ラウンド保たずに痛み出す。

無理してるのは間違いないのだが、上体が早めに起き上がる癖が治るまでは続けなければならない。

仕方がないので、ZAMSTの公式サイトを参照し、このような症状の適合すると記載されているRK-1を購入した。

これは左右兼用タイプではなく右膝専用品で、膝が内側に倒れるのを支えてくれる。
実は元々膝用にはMK-3(下図)というのを持っているのだが、これだと膝全体を結構しっかりと固定してしまうので、動きが阻害されてしまう。
余程の時はこちらを使わざるを得ないが、スポーツ時にはRK-1の方が良い。特にゴルフはちょっとした違和感にセンシティブなスポーツなので、私見だがMK-3は向いていないと思う。
尚、MK-3は既に廃盤となっていて、公式サイトのラインナップを見る限り、後継はEK-3であるように見受けられる。

ZAMST公式サイトにはEK-3はゴルフに適合とあるが、私にはそうは思えない。症状にもよるのだろうが、私のように膝の外側の痛みを抱えながらゴルフをするにはRK-1の方がよいと判断した。
超いいよ、RK-1・・・
実際RK-1をつけて練習してみたら非常に良い具合だったので、20/6/5のラウンドで早速使用してみたところ、いつもだとハーフ終わった辺りから痛みだすのだが、最後までまったくノーペインだった。これは素晴らしい。手放せなくなりそうだ。
手首と肘にも
さて、冒頭でサポーター歴を語ったので、ついでに記述しておくと、かつて庭の芝を張り替えた際に右手首が腱鞘炎になってしまい、その時に使用したのはZAMST リストラップとZAMST リストバンドである。

ZAMST リストラップは、見た目ツチノコ(若い人は知らないだろうな)みたいな外観なのだが、このように輪っかを親指に嵌めてから手首に巻いて使用する。
ZAMST リストバンドは、見た通り巻くだけだ。何故二股になっているかは知らないが。
因みに、この時の腱鞘炎はかなり重症だったので、整形外科に行って神経ブロック注射を打ち、その上で上記2つを下図のように重ねて使ってゴルフした(笑)。
因みに、テニスエルボーとかゴルフ肘みたいなものを発症した時は、流石にZAMSTでは厳しい(ゴルフで肘を固定するのは愚の骨頂)と思われたので、DESCENTEのKOUNOE BELT(肘用サポーター)というものを使った。
単純な構造なのだが、ZAMSTに共通する関節を覆うような装着感や違和感がなく、それでいてそこそこの効果が体感できた。これもなかなか良かった。

今回は意図せずZAMSTだのDESCENTEだのと連呼してしまったが、別に私は彼奴らの回し者ではないので悪しからず。