みんなやってる純水器が凄かった

Costcoで売り出されたUNGER社の純水器が欲し買ったのだが、私はCostcoの会員ではないので義妹(会員)に頼んで買ってきて貰おうかと思っていたところ、Amazonで売られているのを見つけたので速攻ポチッた。

何故これが欲しかったかと言えば、洗車する際に水道水を使うと、水に溶け込んでいる無機塩類が塗装面でウォータースポットを形成して取れなくなってしまうからだ。水が乾く前にしっかり拭き取ればよいのだが、どうしてもウォータースポットはできてしまう。
できてしまったウォータースポットを取り除くのは非常に大変なのだ。いや、何であれデキてしまったものをなかったコトにするのはとても大変なのだが、ウォータースポットは特に大変なので、デキる前に否認すべきなのである。
対して、水道水ではなく純水を使えば、TDS(Total Dissolved Solids)即ち総溶解固形物が極めて少ないのでウォータースポットができないというわけだ。
市販の精製水なんかも純水の一種であるが、洗車するにはまったく足りない。大量の純水を手に入れるには水道水から不純物を取り除くしかない。Unger社の純水器は、水道水をイオン交換樹脂に潜らせてイオン交換水を作るものなので、目的に適っているとともに、純水器としては大変リーズナブルである。
さて、届いた純水器を開梱してみるとこのようなものが入っていた。
まずはTDSメーター、フィルター付きノズルガン、イオン交換樹脂予備。
次に水栓のジョイント、マニュアル、写真を取り忘れたが蛇口と本体を繋ぐホース。
出水側のホースは付属していない。
洗車なら22回できると謳っているが、それはおそらく出水側にホースを繋いでジャバジャバ洗った場合だろう。
私は普段から節水を心掛けているので、洗車には高圧洗浄機を使っている。よって出水側には例によってケルヒャーの高圧洗浄機を繋いで使うので、おそらくその倍位はイケるのではないかと期待している。
というわけで、ケルヒャーのオプション品であるフィルターを追加購入した。付属のノズルガンにもフィルターが付いているので、これがないとそのうちイオン交換樹脂が漏れ出して高圧洗浄機を詰まらせてしまう可能性があるからだ。

それと、何やら付属の水栓ジョイントが頼りなさそうな感じだったので、水漏れを警戒してシールテープを購入したが、結局これは使わなかった・・・。

さて、洗車を始める前に性能チェック。水道水、浄水器を通した水、純水器を通した水について、それぞれTDSメーターで測ってみた。

① 水道水 TDS 86

② 浄水器の水 TDS 80 えー・・・

③ 純水器+高圧洗浄機 TDS 2 おぉっ?

まず水道水であるが、これは地域によって違うらしい。50~60程度かと思っていたが、我が家に届いている水道水は比較的TDSが高めだ。

次に浄水器を通した水であるが、うちではメイスイの浄水器を使っていて、毎年12月になると業者がフィルターを替えに来る。その度に安くない金額を払っているのだが、今は11月なのでもう一年近く使っているフィルターだからなのか、殆ど無塩基類を取り除けていない数値が出た。フィルターの容量が使用量に対して小さいのか、そうであればフィルターをグレードアップすればよいのだが、根本的に役立たずならお引取り願うしかない。今度業者が来たら、その場でTDSを測ってみたい。

⇒後日メイスイの担当者に聞いてみたところ、浄水器の水は味を考慮(純水は美味しくない)してミネラル類は除去していないとのこと。試薬で確認してもらったら、塩素などはちゃんと取り除いていた。

最後に純水器を通した水であるが、なんとTDS 2。高圧洗浄機に繋がず、単体で測るのを忘れてしまった。科学者として失格だ。単体ならもしかしたら0を叩き出すかも知れない性能値を示してくれた。スゲーっ。

⇒2022.2.11訂正 純水器から出た直後の水はTDS 0 だった。

では遂に洗車に取り掛かる。

水道の蛇口をホースで純水器に繋ぎ、純水器の出水側を高圧洗浄機に繋いだ。高圧洗浄機の入水側にはフィルターを取り付けた。

能書きが長かった割に、ここから先はどうにも写真では示しようがなかったので、結論を述べると、素晴らしいの一言に尽きる。

ウォータースポットは見事にデキなかった。洗車後、完全に乾くまで放置したわけではないが、水道水だと少し放置しただけで水ジミがデキ始めるが、純水ではそれがない。

これまでは、洗車は曇りの日か、早朝或いは夕刻に行っていたが、これなら真夏の炎天下でも洗車できるに違いない。

いや、これイイヨ。

最後に保管についてだが、一度使ったイオン交換樹脂を乾燥させてしまうと劣化してしまうようなので、しっかりと栓をしておく。しかし、置き場所がなぁ・・・。

栓はしてるけど、なんか水が染み出してる。尿漏れみたいで切ない・・・

網戸の張替えは誰でも出来る

久しぶりに網戸の張替えをやってみた。

家を建ててから何度かやってはいるが、20年以上何ら問題もなく使用できている網戸もあって、何枚かはずっと使い続けているのだが、先日庭でゴルフの練習をしていた時に、リビングの網戸にうっかりクラブのグリップを押し付けてしまい、あっさり破れてしまったのだ。

南向きの窓なので、紫外線による劣化が進んでいたのだろう。そこで、随分前にしまい込んでいた道具類と、余った網戸用のネットを引っ張り出してきた。

我が家では、電気、ガス、水道、家の補修、車の補修、家具の補修、持ち物の補修、その他諸々基本的にDIYなので、業者に頼むという選択肢は殆どない。

当然、自分でやるのと業者に頼むのとで、どっちが金銭面で得かという問題はある。勘定をしたことがないので正確には分からないが、自分でやる場合は工具や道具にある程度の投資をする必要があるので、一度やったら二度とやらないようなものは、物によっては業者に頼んだ方が得かも知れない。

しかしながら、大抵のものは業者に頼むより圧倒的に安く上がる。したがって、業者に頼むのは、技術的に明らかな差があって、業者の仕事の質に敵わないと判断したものだけ外注することにしている。

さて、今回は購入品は一つもないのだが、一応紹介しておく。

用意した道具

1 ネット

まずは網戸のネット。これは道具というより部材か。メッシュの粗さや縦横のサイズ、ネットの性質など色々あるが、選ぶポイントは、表と裏が違う色になっている物がよいと思う。今回使ったのは、表面が銀色、裏面(部屋側)が黒になっているもので、室外からは光が反射して中が見え難く、中からは外が見えやすいと謳っている製品(10年くらい前に使った余り物)だ。

 

 

2 網押さえゴム

これも部材になるが、ゴム製のパイプである。網戸の桟にネットを押し込んで固定するときに使う。太さがいくつかあるので、網戸に合うものを選ぶ。


3 ローラー

網押さえゴムを網戸の桟に押し込むときに使う物。シングルタイプのものもあるが、太さの違う二種類の網押さえゴムに対応できるツインタイプ(暑さの違う二種類のローラーが付いている)のものがおすすめ。

実際には、最初に網押さえゴムに適合しているローラーで軽く押し込んで仮留めし、仕上げにより細い方のローラーで更に押し込むようにするので両方使う。


4 カッター

なくてはいけないものではないが、網戸専用カッターがあると作業性がよく、綺麗に仕上がるのであったほうがよい。安いので、やるなら是非購入することをお薦めする。


5 クリップ

網戸作業用に売っているものもあるが、網戸の桟の厚みに対応できるものなら何でも構わない。

作業手順

はっきり言って簡単である。余程不器用でない限り誰でも出来ると思う。こんな作業を業者に頼んでン万円も払う人の気が知れない。障子貼りと大差ないんだから。

道具はどれも数百円。部材も同様だ。今時は100均で売っているものでも十分なんじゃないか。真に必要なものと言えば「やる気」だけだろう。そんなことに時間をかけるのが勿体ないとか言い訳してやらない輩は怠惰なだけだ。くだらないテレビ番組を観てる暇があったら、その時間であっという間にできるのだよ。

では作業にかかる。

0 網戸を取り外す

何も知らない人がいるかも知れないので、一応網戸の取り外し方から。構造をよく観察すれば分かることなのだが、中にはそれが分からず途方に暮れる人もいるかも知れないので念の為。

稀に何かの拍子で外れてしまうこともあるが、昔と違って現代の網戸はサッシ対応なので、基本的にはネジを緩めて抑え金具をずらさないと外れない。

抑え金具は、網戸の↓の部分のネジを緩めれば下にずらすことができ、網戸を外すことが出来る。

なぜわざわざこんなことを書いたかと言うと、以前単身赴任で外国に行くという隣の家の旦那が、「何かあったときはよろしく頼む」と挨拶に来られたことがあった。

その後ろで奥さんが「何もないわよ」と呟いていたのだが、数カ月後にご子息が何かの拍子に網戸を外してしまい、元に戻せなくて困っている姿を目にすることになった。

勿論ちゃんとハメてあげました。

1 古いネットを撤去する

網戸についている網押さえゴムを目打ちなどで浮かせて取り外し、古いネットを剥がす。

2 新しいネットを裁断してクリップで留める

張り替える面積に合わせて、少し大きめに新しいネットを裁断し、作業し易いように四隅をクリップで留める。

3 網押さえゴムを押し込む

網押さえゴムをローラーで「軽く」押し込んでいく。

最初はネットのたわみはあまり気にしないでよい。

四角形の連続した二辺に対して網押さえゴムを押し込んだら、クリップを対角の二辺に留め直し、今度は多少ネットのテンションを気にしながら更に網押さえゴムを「軽く」押し込んでいく。

概ね張れたところで、たわみが目立つ部分があったら一度網押さえゴムを部分的に外してやり直す。

大体張れたら、細い方のローラーを使って、軽く押し込んであった網押さえゴムを更に深く押し込んで、テンションを掛けていく。

4 余ったネットを切断する

鋏で角に切り込みを入れ、専用カッターで余剰部分を切り離す。

最後に、つんつん飛び出た部分を処理して完成。

網戸を窓枠に戻して、抑え金具にシリコンを吹いておけば滑りもよくなる。

ついでにガイドローラーの調整もしておけばなおよし。

5 出来栄え

このように中からは外がよく見えるが、外から中は見え難い。

以上