セーターの毛玉取りと穴開き補修をやってみた

セーターに毛玉が出来ると気になるものだ。引っ張って取ると、繊維が引き出されてまたそこが毛玉になるので、以前は鋏で切り取っていたのだが、セーターの上で鋏を使うと取った毛玉がセータの上に落ちて取り難い。それを防ぐために毛玉を取る面を下にして鋏を使うと、うっかりセーターそのものを鋏で傷つけてしまうことがある。だから慎重に作業しなければならないのだが、幾つものセーターに毛玉が出来るとその作業が本当に煩わしく、面倒くせーっと思った瞬間にザックリ・・・なんてことが起きる。

数年前のことだ。そんな毛玉取りを行っていた時、妻が「テレビショッピングで良いものを見つけたわ。」と言って出してきたのがこれだった。

キリスキ。ネーミングに適当感があるが、それはまあいい。掃除機用のアダプタとして使う道具だ。吸入する空気によって内部の刃が回転し、網刃をニットに押し付けることで、網目に取り込んだ毛玉を回転刃がカットする仕組みだ。吸入する空気を調節することによって回転速度が変えられるようになっている。

一言で言うなら無段階変速機付きの回転式カッターだ。ニットの上を数回往復させるだけで簡単に毛玉が取れる。

これは素晴らしい。妻がテレビショッピングで購入したものの中では一、二を争う逸品と言える。電池も充電も不要というところも加点ポイントだ。

因みに一位は「ムッキーちゃん」だ。今ではそこらの百円ショップで買えるようになったが、最初は違った。あれによって我が家の柑橘系フルーツの皮剥きに革命が起きた。

話を戻そう。今回は我が家の序列二位のキリスキが主役なのだ。下の写真で左が使用前、右が使用後。光の加減でちょっと写真の色合いが違うが、同じセーターである。

説明書きには目盛り3~4で十分に毛玉が取れるとあり、確かにその通りだった。明らかに鋏で切るより毛玉除去の効率がいい。次々セーターの毛玉が取れていく。だが何度もやると当然ながら毛糸は痩せていくので、頻繁にやるのはおすすめできない。

また、あまり早く回転させると、その分網刃から吸い込まれる空気も強くなるので、生地を巻き込み易くなる。厚手のセーターならいいが、薄手のセーターだと巻き込まれてニットを痛めてしまうこともあるので注意が必要だ。

つい調子に乗って妻のニット類もやってあげた。だが、どういうわけか失敗は自分のものではなく人のものをやっている時に起きる。自分のものじゃないから適当にやっているということは決してないのだが、何故だろうな。メンズセーターと違って女性物は複雑な形をしていたり、飾りボタンが付いていたりと、ニットが平坦ではないため、より注意が必要だったと言い訳してみたが、コートの襟とニットワンピースの腰の部分に穴を開けてしまったという事実は隠せない。親切が仇になったとはまさにこのことだ。余計なことをしなければよかったと公開したが、後の祭りだ。

撮影時の光の当たり方がおかしいのか、上の写真の色が妙だが実際のコートの襟は全体が均一のグレーだ。ワンピースの方は上半分が黒なのだが、事故の状態は一目瞭然だ。

仕方がないので、責任をとってニットの補修にもチャレンジすることにした。まずはヘッドルーペを用意する。これがないと始まらない。今回は細かい作業となるのでレンズを二重にして倍率を上げる。

次に糸と針だ。糸は当然ながらできるだけニットの色に近いものを選ぶ。

対象がニットなので玉結びは作らず、網目に結びつける。本当は裏から作業をしたいのだが、この襟は裏返せないので、結び目は最後に鉤針でニットの裏側に押し込む。

続いて穴の空いた網目の両側を交互に糸で結び合わせていく。ニットの網目を真似て糸を通していくことがコツだ。

まあこんなものか。取り敢えず普通に来ている分には誰も気付くまい。

次はニットのワンピースだが、これは裏から作業できるのでより目立たなく修復できた。

網目が細かいものは難しいが、まあまあかな。

ついでに息子のセーターも直してあげた。こちらは俺が穴を開けてしまったものではなく、本人が着ているときにどこかに引っ掛けてしまったらしい。

アイボリーのセーターなので、修復に使用する糸を妻の使用済みパンストを解した糸にするか、近い色の糸にするか迷った。結局パンストを解すのは面倒だったため糸で修復することにした。これもよく見なければ何処に穴があったか分からなくなった。初めてにしてはまずまずの出来だろう。息子も満足してくれたようなのでよしとする。

今年もエアコンを分解清掃してみた

我が家では、冬場の暖房にはガスファンヒーターを使用するので、エアコンの出番は殆ど無い。だから毎年10月頃にエアコンを分解清掃する。夏場に冷房運転した際に取り込んだ埃を放置しておくとカビの温床になるからだ。

埃はフィルターで大半はガード出来るのだが、フィルターをすり抜けた埃は、熱交換器やシロッコファンに付着するのだ。これを取り除かねばならない。お掃除メカがついている機種でもそこまでは掃除してくれない。フィルター掃除だけでは不十分なのだ。

それでは、リビング・ダイニングのエアコンから始める。

分解と言っても勿論取り外したりはしない。カバー類を全て取り除き、熱交換器とシロッコファンを露出させるだけでいい。薄いアルミ合金の板で覆われた熱交換器の中は覗けないが、シロッコファンを見れば状態は一目瞭然だ。

 

この様に、一夏運転したエアコンのシロッコファンには空気中のゴミや油分が付着して汚れている。多分カビも発生しているだろう。エアコンは前面パネルのフィルター内側にある熱交換器から空気を取り込み、熱交換器で加熱または冷却してシロッコファンから風を送り出すという構造なので、シロッコファンがこの状態なら、当然熱交換器の内部も然りだ。

こいつをどうやって取り除くかだが、それにはスチーム洗浄機を使用する。

フローリングのコーティング(過去の投稿)の際にも活躍したケルヒャー製スチーム洗浄機だ。今回はノズル部に細く絞った水蒸気を射出できるアダプタを取り付けている。この作業をする時は多少の養生が必要だ。レジャーシートを敷いてから古新聞を載せておく。そして・・・

熱交換器にぷしゅわぁーーーっ。シロッコファンにぷしゅわーっ。

熱交換器とシロッコファンに水蒸気を吹き込む。これでカビなんぞは埃と油汚れと共に概ね退治できる。

スチームを吹き付けた部分とそうでない部分との違いは歴然だ。このようにしてシロッコファン全体の汚れを取り除く。だが、これで安心してはならない。カビはしつこい。来年もまたエアコンを快適に使用するためには、カビを完膚なきまでに叩きのめしておかなくてはならない。そこで登場するのがこれだ。

アースのエアコン洗浄スプレー。防カビ成分も入っている(らしい)。これで先程と同様に熱交換器とシロッコファンにジュワ~っとやり、シロッコファンの部分はウェスで拭き取る。

カビっぽいものがしっかり除去できたら、外しておいたカバー類を元に戻し、送風運転か暖房運転で内部をよく乾燥させて完成だ。

だが・・・事件は現場で起きていた。あ・・・。

パネルの爪が、はめ込み作業中に折れた。しかも6本中4本。

(゚Д゚)えー。

おいおい三菱電機さんよぉ。おたくでこのエアコンを担当している機構設計の人、大丈夫か。

いや、俺が全然悪くないとまでは言わないよ。十歩譲って1%位は責任を認めよう。だけど、このお掃除メカ付機種の前面パネルは、二枚のパネルを6本の爪で引っ掛けて組み合わせた状態で取り付けないといけない構造になってるんだよ。その状態で本体にはめ込んだらさぁ、押し込む時に爪の部分にどうしたってテコの原理で力が加わるじゃん。

それなのに強度弱過ぎじゃないの。普通さ、こういうのって噛みあわせが悪かったら叩くよね。常識だよね。昔ラジオがならなかったりしたら叩いたじゃん。ユーザーはさ、機械類が自分の思う通りにならなかったら普通叩くんだよ。もう少しジョーシキってものをちゃんと考えて欲しいぜ。

というわけで、前面パネルの爪6本中4本が逝った。Ω\ζ°)チーン

これ、大抵の人にとっては致命的だね。何しろ写真を見ての通り、接着剤でつけるにしても接着面積が小さ過ぎる。尚且つ加重がかかる部分でもある。叩かれる衝撃に耐えなければならない。そして、何よりABS樹脂とかポリカーボネート樹脂等を高強度で接着できる接着剤はなかなかない。つまりヘレンレラーだ。いや、そういう言い方は良くないな・・・三重苦ってやつだ。

しかし、チコちゃんは知っています。それが出来て、しかも場合によっては元より強度が増すブツがあることを。それが・・・

プラリペア。これね、本当に凄いよ。こんな時、ちょっと前まではメーカーに高額な交換部品を売りつけられて泣き寝入りするしかなかった。それが世の中の常識だったんだ。しかし、今は違う。こいつさえあれば、今回のように元の安全率が小さい場合には、たとえ接着面積が極小であろうと、元の強度を超える強さで原状復帰出来るのだ。

このブログの初期の投稿でも紹介したが、まずは接着面の両側から切れ込みを入れ、接着面を合わせる。

次にアクリル樹脂のパウダーに専用工具でメタクリレートのリキッドを垂らし、それを工具の先で突いて取り、接着したい部分に置いてリキッドを垂らしながら均す。

気温にもよるが、数分でアクリル樹脂とメチルメタクリレートのリキッドが重合硬化し、ガッチガチに固定される。

これで元通り。いや、事故機にはなってしまったが、オリジナル以上の価値を持った機材に変身した。バージョンアップだ。オリジナル機は叩きに耐えられなかったがこいつならスパンキングにも耐えられる。凄いぜ、プラリペア。これまで君には一体何度助けられたことか・・・。

さて、気を取り直して、残り3台のエアコンのカビ汚れも退治してしまおう。

分解⇒熱交換器にスチーム⇒シロッコファンにスチーム⇒洗浄スプレー⇒乾燥

分解⇒熱交換器にスチーム⇒シロッコファンにスチーム⇒洗浄スプレー⇒乾燥

 

くどいので3台目は洗浄過程省略で乾燥中。

これで来年もエアコンは快適だ。

フローリングをコーティングしてみた

我が家を建築した際、入居前にフローリングのコーティングをするか住宅メーカの担当の方に聞かれたのだが、費用を聞くととてもそんな余裕はなかった。以来年に一度か二度フローリングにワックスをかけてきたのだが、これが意外に重労働だった。何せ毎回次のような工程を踏まなければならないのだ。

①フローリング上にあるテーブルやソファ等のあらゆる障害物を移動する

②既存のワックスを剥がす

③ワックスを塗る

④退けておいた障害物を元の位置に戻す

①②④が重労働なのだが、中でも特に②が大変な作業で、二階建ての我が家のワックスがけには毎度丸々2~3日かかる。

おそらく②をやらない方は多いのではないだろうか。だが汚れたワックスを剥がさずに上からワックスを塗ってしまうと、だんだんフローリングが黒ずんでいってしまう。特に我が家のような明るい色のフローリングの場合はそうだ。だから②は欠かせない工程なのだが、これが一番厄介で毎回苦労する。

それ故にワックス掛けは億劫になりがちで、やる気を出すまでに時間がかかる。だからと言って新築でもないのに数十万円もかけて業者にコーティングを頼む気にもなれない。そこで今回はワックスではなくコーティングを自前でやることにした。

用意したのは、「ビアンコートB」というものだ。DIYで施工できるコーティング剤は数種類市販されているが、施工方法を事前に調べることが出来たビアンコートBを選んだ。

では早速取り掛かることにする。まずは施工の邪魔になる障害物の除去からだ。

1 家具類の移動

ざっと見て、ソファ、センターテーブル、ストレスレスチェア、ダイニングテーブル、ダイニングチェア、電話代兼本棚、エレクトーン、テレビ、ステレオなどなど色々と邪魔だ。

しかも、どれも重量物ときてる。一人で何とかなるのはストレスレスチェアのみ。その他のものは基本二人がかりでなければ動かせない。エレクトーンとテレビ、ステレオ周りに至っては大の男が二人がかりでも厳しい。こいつらを別の部屋に移動しなければならない。そこで登場するのがこれだ。

「PICUS らくらくヘルパー360°ZP-360」。重量級の家具を移動する道具は色々市販されているが、全方向に移動できるものは少ないので、これは重宝している。まあ、移動シーンを解説してもしようがないので、此奴を使って邪魔物を隣部屋に押し込んだ。

2 ワックス剥がし

何度も言うが本題の工程の内、一番大変な作業がこれだ。塗ってから半年、一年と使い込んだワックスは、そう易々とは除去できない。例年はリンナイ等から販売されているワックス剥離剤を使うのだが、今回はしっかりと除去するためにより強力なものを選んだ。

花王のプロワン。5倍に薄めて使用する。この作業を行う際に絶対に必要なものは、100円ショップで買える風呂場用ブーツだ。これがないと、剥離剤を塗ってヌルヌルになったエリアから非作業領域に出るときに困る。こいつを履いて、剥離剤の希釈液をドボドボとフローリングに撒き、モップ等で塗り拡げていく。

ワックスと剥離剤が十分に反応するまで10分から15分かかるので、気温にもよるが折角塗った剥離剤が乾いてしまわないように、時々追加で希釈液を撒きながらモップで塗り拡げ続ける。十分に反応すると、ワックスがデロデロに浮いてくるので、これをそぎ取っていく。この作業には、ランダムアクションサンダーとカーボン製のスクレーパーを使用する。スクレーパーだけでは、しつこいワックスを完全に除去するのは難しい。

まず、ランダムアクションサンダーにワックス剥がし用のパーツ(別製品の物)を取り付け、剥離剤で反応したワックスに振動を与えてそぎ取り易くする。その上でジワジワになったワックスをスクレーパーでそぎ取っていく。スクレーパーは柔らか過ぎるとそぎ取り難く、硬過ぎるとフローリングを傷つけるので、この様なカーボン製の物が適している。

フローリングの隙間に入り込んだ古いワックスも、ヘラで掻き出す。これをやらないとフローリングの板の間が黒い筋となって目立ってしまうからだ。元々塗った時のワックスは乳白色だが、半年から一年経過するだけでこのような灰色になっている。一応言っておくが、断じて拭き掃除を怠っていたからではない。

このようにしてワックスを剥がすと、床面の見た目でも剥がした部分と古いワックスが残っている部分の違いは歴然だ。

経年劣化したワックスは、上図の様に拭き掃除では取れない汚れで黒ずんでいるので、毎回黒ずんだワックスの上からワックスを重ね塗りしてしまうと、フローリングはその度にどんどん黒ずんでいってしまう。

剥離作業を終えたら、次は残留剥離剤を除去する。この作業にはスチーム洗浄機を使用する。

我が家ではケルヒャーのスチーム洗浄機を使用しているが、特にこれでなくてはいけないということはない。ただスチーム洗浄機はある程度容量があるものがいい。容量が小さいとすぐにスチームが切れて水を補充しなければならない。しかし、一旦熱くなった本体は冷えるまでバルブが開けられないので、水を補充できるようになるまで時間がかかる。また、水を補充してから再びスチームが出るまで加熱にも時間がかかるため、容量の小さいスチーム洗浄機は作業性という点で使い物にならない。

スチームをかけては水拭きし、またスチームをかけては水拭きという作業を、フローリングの表面がヌルヌルしなくなるまで繰り返す。大体2~3度行えば綺麗に除去できる。その後は乾燥だ。フローリングが濡れたままではコーティングが出来ない。

十分にフローリングが乾燥したら、コーティング剤を塗る前にブタノールで脱脂する。無水アルコールなどでも構わないが、今回はビアンコートBに付属していたブタノールを化粧用のパフに染み込ませ、フローリング面を一通り拭いた。フローリングの上を裸足で歩いたり、コーティングする際にフローリングに素手で触れたりすると、皮脂が付着してコーティング剤がうまく乗らないので、ブーツを履いてゴム手袋をする。

3 コーティング剤塗布

コーティング剤の性質上、やり直しはきかない。塗りムラ、塗り残し、液垂れなどの失敗は許されないため、慎重且つ大胆に進めていく必要がある。塗り方の手順と塗り進める方向と順番を予めシミュレーションしてから一気に塗り進めなければならない。

広範囲を塗るため、ワックス用のモップを使用するが、新しいモップは糸くずが出るので掃除機で吸っておく。しかし、モップでは角の細かい部分に届かないため、最初に角をメラミンスポンジで極める。次にコーティング剤をモップにつけ、液垂れしないように扱いてから、一回で塗布する範囲を左右に動かして薄く均等に塗り拡げ、最後にモップの片側を上げて均す。イメージできたら一気にいく。

とは言え、本丸のリビングを初めにやるのは勇気がいるので、最初は廊下部分を施工した(上左図)。施工した部分と施工前の部分(右下)の差が明らかに分かる。両方施工を終えると、均等にフローリングの艶が蘇る(上右図)。

仕上がりに機嫌を良くして一気にリビングとキッチンも仕上げた。照明の違いで色合いが少し異なるイメージに見えるが、ほぼ均等に施工出来ている。後は乾燥させるだけだ。気温25℃だと三時間半ほどで乾燥するとのことだが、三時間半では歩いて問題ない程度にはなっだが、硬度はそれほどない感じがした。完全に硬化するまではもっと時間がかかるのだろう。

注意すべき点として、コーティング剤塗布中はエアコンを止めておくこと。エアコンを稼働させた状態で塗り進めると、乾燥が均一にならずところどころ下図のような硬化不良が発生する。もしかしたら、多少水分が残っていた影響もあるかも知れない。

こうなってしまったものは仕方がない。剥離は出来ないのでやり直しはきかない。慌てずスクレーパーでサクサクと削れるだけ削り、軽くサンドペーパーで均してからマスキングし、部分的に重ね塗りすれば問題ない。フローリングの継ぎ目で塗り直せば目立たない。

ちゃんとマスキングした方がよいが、メラミンスポンジで塗れば継ぎ目を外さずに正確な施工ができるので、塗ったところと塗ってないところが分からずに踏んでしまわないように目印を付ける程度で十分だ。

乾燥してコーティング剤が硬化したら、家具を戻して完成だ。

見た目はワックスを塗った後と大差ないが、明らかな違いは全く滑らないことだ。ワックスを塗った後に靴下などを履いて歩くと滑るので注意が必要だが、ビアンコートBの塗膜は全くそういうことがない。

そして何より良いのが被膜が硬いという点だ。ワックスだと頻繁に動かすダイニングテーブルの椅子の脚部周辺には、やはり細かい擦り傷がついていく。ワックス被膜は柔らかいので多少は自然修復されるが、やはり時が経つに連れて傷は増え、そこに汚れが付着し、艶が失われる。しかし、コーティング剤の被膜は硬いので、今の処新たに出来た擦り傷は認められない。

果たして、これで今後10年~20年塗膜が維持されるか否かは不明だが、今後の経過を観ていきたい。なかなか良い感じに仕上がったとは思う。

革のグローブを洗ってみた

皮革製品は洗える

革製品というのは水でジャバジャバ洗える。洗えるのだが、勇気がいる。特に値段の高いものを洗うには相当の勇気がいる。だが洗わないとまずいものも中にはある。それがグローブだ。

防寒用のグローブは一度買うと長年使う。長年使うとそれなりに表面も汚れがつくし、内張りだって汚れている筈だ。ゴルフのグローブなんて一度ラウンドすれば相当汗に塗れる。それらを放っておくとどうなるか。当然雑菌が繁殖し、不潔になり、場合によってはカビも生える。ゴルフのグローブの場合はそうなる前に大抵破れてしまうが、やはり不潔だ。

だから洗う。革が洗えなかったら、人間は風呂になど入れるはずがないし、動物だって水浴びするんだから、革は洗える。しかし、生きている動物の皮と違って、加工品である革は水分も油分も補給されないので、そこだけはしっかりやらないと、当然ごわごわになってしまう。逆にそれさえしっかりやれば革を洗うのに何の問題もない。

さて洗おう。今回洗うのは、もうかれこれ十年以上使っているMEROLAのグローブと、数百円で買えるゴルフグローブだ。洗うのに必要なのは、これだ。

モゥブレイのレザーソープ。他にも色々あるのだろうが、私はいつもこれを使う。基本的には馬の鞍即ちサドルなどのなめし革を洗う時に使う専用の石鹸だ。これを濡らしたスポンジなどに取って泡立ててから、水に浸してたっぷり水分を含んだ革を洗う。最初は勇気がいるが、一度やってしまえばどうと言うことはない。

ここでコツというほどのものではないのだが、このソープの説明書にもある通り、洗った後はさっと水をかける程度で拭き取るのだ。普通の洗濯では石鹸成分が残らないようにしっかり濯ぐのだが、革をこのレザーソープで洗う際は成分が革に残る程度でよい。

次に、水分をしっかり取ってから乾燥させる。革靴を洗う場合はシューキーパーがあるので型崩れを防ぐことが出来るのだが、革のグローブでは流石にそんなものはない。ではどうするかだが、こうするのだ。

ヘアドライヤーで熱風を送り、グローブ内を空気で膨らませることで形を整える。皺が寄ったままで乾燥させると革に皺が定着してしまうからだ。この際に送風ではなく熱風を使うのは、送風じゃ乾かないから(笑)。

馬鹿言ってんじゃないよ、とプロには言われそうだが、これでいいの。確かに、陰干しでやるのが良いに決まっているのだが、プロと違ってそんなことをしている暇など一般人にはない。

何故かと言うと、完全に乾燥させてしまっては駄目なのだ。半乾き、生乾きの状態で次のケアに移る必要がある。陰干しで放って置くとうっかり忘れて乾き過ぎてしまう場合があるので、このようにして一気に生乾きの状態まで持っていくのだ。

生乾きの状態になったら、次はモゥブレイのデリケートクリーム。

繰り返しになるが、ポイントは完全に乾燥する前の生乾き状態で塗り込むこと。乾燥してゴワゴワにしてしまってからでは元の質感を取り戻せない。十分に塗り込んだ後、デリケートクリームが浸透するのを待ってから、最後にこれだ。

Collonil の Supreme Delux Cream

これをしっかりと塗り込んで、あとは自然乾燥させて完成だ。ほぼ完全に元の質感のまま綺麗になった。

同様の手順でゴルフグローブも洗濯した。ゴルフグローブの場合は艶出しなど不要なので、Supreme Delux Cream は使用しない。逆に使用するとグリップが滑りやすくなってしまうのでNGだ。夏場、汗でぐちゃぐちゃになった革のグローブを、次のラウンドでも使うなんてあり得ない。

家の外壁につく苔をキッチンハイターで撃退してみた

家の北面の外壁に苔だか藻だかが繁殖する

南道路に面した土地を買って家を建てた。

しかし、建ててみるまで気が付かなかったことがある。いくら日当たりの良い家でも、家は形としては箱のようなもので、必ず東西南北の面があり、当然北面には日が当たらない。最近の住宅地は、それほど隣家との間隔も広いわけではなく、必然的に風通しも悪くなる。そうなると、北面の外壁や屋根に、苔だか藻だか不明なものがいつの間にか繁殖して外壁の色が緑がかってくる。外壁の塗装には防カビ剤などが含まれているが、経年劣化で効き目が薄れると奴等が繁殖し始めるらしい。外壁だけじゃなく、周囲の地面に打ったコンクリートや、植木鉢、プランターなどにも生えてくる。

高圧洗浄機を使えば落ちるが

最近はドイツ・ケルヒャー社製の高圧洗浄機も比較的安価で手に入るようになり、我が家にも一台ある。

確かにコレを使えば苔など一網打尽にできる。できるのだが、物置から出してきて使うのは意外に面倒くさい。コレは重いし、ホースやパイプを繋がなきゃいけなかったり、ちょっと気軽さや手軽さに欠ける。その上、植木鉢やプランターに高圧洗浄機を使うと、どうしても土にも高圧の水がかかり、大変なことになるのだ。

専用の除去剤もあるけれど

専用のクリーナーが売っているけれど、高い。1リットルで2,000円近くする。

それにこういうものは思い立ったときにすぐやれないと、やる気が失せる(笑)。そこでハウスメーカーの担当者に聞いてみたところ、実に簡単な方法を教えてくれた。

キッチンハイターを10倍に薄めて散布

なんとキッチンハイターを10倍に薄めて吹きかけておくだけで取れるとのこと。

しかも雨の降りそうな予報の2~3日前にやれば水洗いも不要だと。早速やってみた。

我が家には小さいながらも庭があり、生け垣にしているので、剪定後に消毒用の農薬を撒く噴霧器があり、それを利用。なければホームセンターでもネットでも簡単に手に入る。値段は1,000円強。安い。

結果、スッキリ取れた

即効性はないが、2~3日で綺麗に緑色の奴等が消滅した。道を歩いていると北面が完全に緑化している家をよく見かける。一度これをやってみることをお勧めしたい。

 

【今回の教訓&勘所】

一、屋根、外壁、コンクリートの地面、ベランダなどほぼすべての場所の藻類に有効

一、強アルカリ性の漂白剤なので、噴霧する際は衣服などにつかないように風向きに注意

一、水で洗い流すのは大変なので、雨の降る直前を見計らって実施すべし