フィギュアに挑戦してみた(石粉粘土編)

さて、今回はフィギュア作成プロジェクトの第二弾。石粉粘土版のプロトタイプ作成に挑戦してみようと思う。

創るのは勿論女性の裸体フィギュアだ。今回もまだプロトタイプな理由は、初挑戦のエポパテ編で述べた通り、パテ(エポキシ、ポリ)、石粉粘土、ポリマークレイなどの素材を順番に試している段階で、気持ちの中でまだ最終的な仕上げのディテールに拘る気がないから。素材の特徴やら制作法によってどんな違いがあるのかはやってみないと分からないので、作り方なども変えて挑戦していこうと思っている。

これは大いなる実験的アートプロジェクトなのだ。アートなのに何故フィギュアか、そしてフィギュアも毎回どうして裸婦なのか。それはモチベーションが持続できるテーマが女体だからに決まっている。男なら女体に飽きるなどということは絶対にない。いや、あってはならない。そんなことがあったら人類は滅亡してしまう。男なら人類存続のために日々戦わなければならない。

能書きが長くなってしまったのでそろそろ本題に移りたい。

1 イメージングと制作法

こういうものを作る際、多くの人はスケッチを描くらしい。そのスケッチを元にサイジングをし、バランス調整などを行うのだそうだ。所謂図面だが、私はそんなもの描かない。何故なら私には妻がいる。いや、妻をモデルにしているからなんてことはない。あり得ない。絶対にない。では何故か。絵の方がイメージを具現化し易いので、そういうスケッチをすると大抵妄想が暴走する。それによって何が起きるかは明らかだ。

絵を描こうとする⇒妄想が暴走する⇒変な絵を描いてしまう(に違いない)⇒分岐発生

分岐1: 絵を描くことで満足してしまう⇒絵に描いたほどのものが作れないというマイナス思考に陥る⇒制作意欲が減退する⇒orz

分岐2: 描いた絵が妻の目に触れる⇒変態扱いされる⇒冷たくされる⇒orz

どちらもハッピーなことにならない。

そこで独自に制作法を編み出した。名付けて「Multi-level Free Imaging Method」。略してMULFIM法。素晴らしいネーミングだと思う。

英語の分からない人のために日本語で言い直そう。「段階的自由発想法」。略して段自法。

日本語って、こういう名称をつけるには実に不向きな言語だと思う。駄目じゃん。格好良くないもん。それに意図が分かりやす過ぎじゃん。

要するに何も考えないで取り敢えず始めて、作りながら考えるんだろ、とか言われたらがっかりじゃん。

2 Multi-level Free Imaging Method

気を取り直して記録作業に移る。

まずはMULFIM法の真髄であるパーツの製作から入る。今回はアルミニウムの針金によるボディフレームは作らない。ボディを胸部、腹部、腰部、脚部に分けてパーツで製作し、可動部を蛇腹付きのストローで連接した。ここがMULFIM法のポイントだ。

我ながらよく思いついたものだと感心する。実際にストローの蛇腹を使おうと思いついたのは、今回作成するフィギュアの中身を空洞にして作ろうと思ったのが発想の発端だ。理由は、プロトタイプ1号の髪を造るのに使った残りのダイソー石粉粘土(200g入り)の残りでは、空洞化しないと足りないからだ。100円なんだからもう一個買えばいいじゃないかと言われそうだが、空洞化すれば作れるんだから買い足す必要などない。

内部に空間があるということと、ボディを連接して可動部を作っておきたいということから、ストローの蛇腹という着想に至った。こうすることで可動部をうまく関節化することができた。

この点さえクリアできれば、最初からスケッチをしてポージングを決めておく必要などないのだ。

そして何と言っても今回の彼女は空洞だ。最薄部はなんと2mmもない。軽い女なのだ。いいね!!

しかし、さすがにこれだと後々加工の最中に割れてしまいそうなので、中にはティッシュを詰めて、石粉粘土で蓋をした。他のボディパーツも同様だ。

大体良いバランスに出来上がった。

これは別に木馬責めをしているわけでは決してない。まだ自立できないからこうやって保管しているだけだ。

続いて最終的なポージングに入る。

Multi-level Free Imaging >>>

決まった。

あれ・・・

どうしてこうなった。

3 ポーズの解説

跪いた女性の憂いのあるセクシー感を出したくて、顔の俯き加減と上体の角度に拘り、完璧な角度に決めて乾燥を待った。

その結果、重さのバランスで前につんのめってしまった。自立させるために仕方なくを後ろに回してバランスを取った結果こうなった。

これがMULFIM法だ。辻褄合わせもできる。世の中計画通りにイクことなんて滅多にない。そういう場合辻褄合わせが巧くできるかどうかが仕事の成否を分ける。頭も躰も空っぽだったから良かったものの、これ中身が詰まってたら腕だけでバランスを取ることはできなかった。運にも助けられた。運も実力の内というやつだ。

しかし、このおかしなポーズを正当化するためには何か必要だ。熟慮せねば辻褄合わせが完了しない。

しかしまずは、一つの山場は乗り切った。当然この子の頭も空っぽだ。実にいい子ができた。何せ前回の子は重かった。

なんと180gだ。ちょっと重過ぎじゃないですかお嬢さん。iPhone6s plusとほぼ同じ体重ですよ。

では頭の空っぽな軽い彼女はどうかというと、

おお、84g。見事な軽量化に成功した。フィーチャーフォン並の体重だ。着色して髪をつけたらiPhone5s程になるだろう。

しかし、この素材は率直に言ってMULFIM法には向いていない。石粉粘土は湿度が高いと脆くなるため、この肉厚では非常に脆い。

ちょっと力を入れると折れてしまうのだ。この状態ではとても水性のアクリル絵の具は使えない。絶対に着色中にどこかしら折れる。

それと、製作過程の硬化中に荷重に耐えられなかった数か所(主に関節)に裂け目が入り、エポパテで補修したため、ボディの所々に違う素材が混在している。違う素材に絵の具を当てると吸収の違いにより均一な色にならないと想定し、取り敢えずプライマーを吹いた。車の塗装を修理する時に使ったものだが、こいつで表面をコーティングしておけば、水性絵の具を使っても石粉粘土に水分が移ることはなく、表面が同一素材で統一できる。

4 着色と髪型

着色は今回もダイソーのアクリル絵の具だ。何故エアブラシを使わないのかと言えば、あれは準備と後片付けが面倒だからだ。ちゃんと準備しないとそこら中に絵の具を噴霧してしまう。手入れもちゃんとしないとノズルが詰まって使い物にならなくなる。ミニ四駆ブームの時に、息子に作ってやったオリジナルミニ四駆の塗装用に購入したものがあるにはあるが、プロトタイプ段階で使用する気にはなれない。

前回の教訓を活かし、適度な薄め方で重ね塗りすれば筆塗りでもそれなりに綺麗に仕上がるので、まずはボディを着色。続いて頭にラップを被せ(言っておくがこれは決して危ないプレイなどではない)、石粉粘土でアップの髪型を乗せてみた。今回もヅラ方式でいくので左右に割る切れ込みを入れておく。まあまあの出来かな。

次に顔を描いていく。このプロセスが毎回ストレスが溜まる。ここで失敗したらすべてがおじゃんだからだ。自ずと力が入る。

気を遣ったのはプロトタイプ1号と同じ顔になってしまわないようにすることだ。なんとかうまく描けたと思う。

しかしここで問題が発生した。

細かい作業で手元が震えないようにするため、彼女を握った左手に思わず力が入ってしまった。これを恐れて気をつけていたのだがやはり事故は起こった。まぁ、こういうこともある。着色しーてからの骨折は修復に手間がかかるが仕方ない。「ああっ、もう、畜生。」と叫んだが、ここで癇癪を起こすと事故が大きくなる。一旦落ち着こう。それから修復だ。

5 熟慮の結果

無事修復を終えたところで、こうなってしまった落とし前をどうつけるかだ。

まず考えたのがこれだ。しかしこれでいいのかという疑問が拭いきれない。そもそも彼女の両腕が荷重に耐えきれないだろう。

次がこれだ。「子泣きじじいに取り憑かれた女」。テーマとしては落ち着く。絵としてどうか。スターウォーズでスカイウォーカーがヨーダを背負う場面を思い浮かべてみる。これがありなら十分にありだ。いっそのことヨーダを作って背負わせるか。だがしかし、これも何かが違う気がする。

結局これに行き着いた。男なら潔さも必要だ。大人には分かるだろうが、青少年のためにこれの理由を解説しておく。この子は両腕の曲げ荷重に弱いのだ。設計上の安全係数は2.0以上にするべきところだが、おそらくこの子は1.0を下回っている。そのような場合、弱い者同士を連接して曲げ荷重が一本の腕にかからないようにすることで、ある程度の強度が確保できるのだ。これは彼女の腕の強度が増すための措置だ。覚えておいて欲しい。他に理由はない。

酒屋でこういうのを見たことがあると思う。これと同じだと思って欲しい。

6 悪魔の囁き

「お兄さん、お兄さん、いいの作ってますね。そんなお兄さんに丁度いいものがありますよ。」

「誰だお前、どこから現れたんだ。」

「そんなことはいいですから、おすすめの品があるんです。まずは物を見てくださいよ。ほら。」

「こ、これは・・・」

「いいでしょ、これ。今なら魂と引き換えに差し上げますよ。」

「うむ、貰おう。」

7 オプション装着

いいものを手に入れた。悪魔が譲ってくれたのだ。だってこれ、男のロマンでしょ。裸エプロン。欲しいでしょ。やってみたいでしょ。魂と引き換えでも仕方ない。

仕方ないよね。と、そこへ妻が・・・

「何それ。」

「いや、バランスがさ、立たせるためにはどうしようもなくてこんな格好になっちゃったんだよ。」

「あなた最初からそのつもりだったでしょ。」

いや、最初からじゃないよ。そりゃ、ポーズをこうせざるを得なくなった時点で構想には入っていたが、最初からではないんだ。

「それに何なのよ、そのエプロンは。段々変なオヤジになっていくわね。」

ふん、男のロマンを解さぬ女だ。みんな口には出さないがやってみたいんだよ。そもそもエロくない男なんてこの世にはいない。妻よ、お前こそインリン・オブ・ジョイトイを見習え。

というわけでプロトタイプ2号の完成だ。目指したのはイヤラシクないエロチシズム。いい線いったと思う。

【今回の教訓&勘所】

一、石粉粘土は素材の性質上、薄い空洞構造にするには適さない⇒薄紙かグラスファイバー等で裏張りしないと折れ易い

一、MULFIM法は万能ではない、重量バランスには注意すべし

一、塗装時に問題となる素材の違いと、湿気に弱い石粉粘土の着色時にはプライマーが効果的

フィギュアに挑戦してみた(エポパテ編)

何となく思いつきでフィギュアに挑戦してみた。

初めてなのでググってみたが、素材やら作り方やら人により様々なようで色々あって悩んだ。まぁ素材としては石粉粘土、パテ(ポリエステル、エポキシ)、ポリマークレイなどが代表的なものらしい。最近はポリマークレイが人気らしいが、オーブンで焼く必要があり、作ろうと目論んでいるものが女体の神秘である以上、妻が抵抗勢力になる可能性が高い。石粉粘土は削り中心になりそうでゴミや粉が大量に出そう。したがって、記念すべき初挑戦はエポパテでいってみることにした。

次に道具なのだが、大抵自分は形から入る癖があり、何かやろうとするときには色々と買い込む。しかし今回は妻に出鼻を挫かれた。

「何をやろうとしているのか知らないけれど、余計なものは買い込まないでくださいね。」

何故バレたんだ、解せん。制作ページとかググると下記のようなものが必須と書かれている。

・デザインナイフ(モデラーズナイフ)
・ファンドを盛るヘラ(スパチュラ)
・造形用やすり
・表面を綺麗にする「耐水ペーパー」
・工作マット
・筆
・ホビーノコ
・ピンバイス
・真鍮線
・ピンセット
・彫刻刀(オプション)
・瞬間接着剤

まぁ今回はプロトタイプということで、できるかどうかも分からないし、買い込んで失敗してそのままになると追い打ちがくる精神的ダメージが大きい。ここはまず最低限の材料、道具で一度やってみることにした。というわけで、使った道具と素材は下記。これだけ。スパチュラとかないけど、自称指先のマジシャンとしてはいけるんじゃないかと。

モデラーの経験など皆無だが、ワンオフでフルスクラッチにいきなり挑戦してみたい。

まず最初にフィギュアの芯を作るわけだが、針金タイプとスカルピータイプがあるらしい。どちらがいいか分からないので何となくイメージの沸く針金で作ってみることにした。2mmのアルミ線を使った。

次に骨組みの肉付け第一段階。パテを盛りやすくするためにアルミホイルを接着剤で巻きつけた。

まぁ、こんなもんか。

で、大体のポージングをさせてみてイメージを固める。

こんな感じにしよう。肉付け第二段階に移る。顔の整形を指先だけでやるのはなかなか難しい。女性の顔を女性らしく見せるにはふっくらした感じを出すことが必要だ。

大体の肉付けは出来たが、ここで完全にポージングを決めてしまうと、顔が描けなくなりそうなので先に顔を描くことにした。

人形は顔が命・・・なのだが、ダイソーのアクリル絵の具と、同じくダイソーの絵筆(筆先が効かない・・・)ではこれが限界。決して腕のせいではない・・・はずだ。

更にパテを盛ってボディを作り込んでいく。顔が一番の難所だと思っていたが、女性らしい躰を表現するには曲線美こそが重要だと分かった。少しでも角や直線的な部分があると女性らしくない。至る所滑らかな曲線で構成しなければ女性っぽく見えないのだ。

最後のポージングを決める前に手の細部を作り込む。この時分かったことだが、エポパテは混ぜたばかりの時や、柔らかくするために水を多く含ませた状態では粘度が高くて細かい整形が難しい。ある程度硬化が始まった状態の方が細かい整形がやり易い。

最終的なポージングを決めて着色。ここで分かったことは、水性のアクリル絵の具は、薄め過ぎると色ムラになり易い。逆に濃過ぎると筆ムラが出る。適度な薄め具合が必要だということだ。

最後に髪の制作にかかる。女は髪が命。ここで再び素材に迷った。ここまでの工程を考えるとエポパテで細かい造作は道具がないこともあり厳しそう。

とは言え、今更ポリマークレイというわけにもいかない。この子を焼くなんて出来ない。

結論として石粉粘土しか選択肢がないわけだが、これもダイソーで購入したものなので品質がいまいち心配。

しかしここまで来た以上、やるしかない。取り敢えずサランラップを被せてゴー。

まぁ、できるにはできた。しかしやってみて分かったが石粉粘土はやはり硬化した時の強度に難がある。というか、硬くはなるのだが湿気を含むと脆くなり、細かい造作作業で欠けやすい。パラフィン紙を裏側に貼り付けて補強した。

また、これはダイソーの石粉粘土の品質かどうか不明だが、やや紙粘土状の繊維のようなものも含まれており、表面も滑らかになり難くかった。フィギュアに石粉粘土を使う場合は、もう少し品質の良いものを使う必要がありそうだ。

初めてにしてはまぁまぁイメージ通りに出来たと思う。

今回はヅラ方式で作ったので、髪の分け目のところで縦に割って貼り付けている。髪の流れに合わせたので目立たないはずだ。

長男が五歳の時に誰かから貰ったウルトラマンの貯金箱に合わせて作ってやった紙粘土怪獣よりは少しは進歩したのではないかと思う。

次は石粉粘土か、ポリマークレイに挑戦してみたい。

【今回の教訓&勘所】

一、エポパテで細かい整形をするときは、少し硬化が始まったタイミングでやる

一、水性アクリル絵の具は、適度な薄め具合で何度も重ね塗りすると綺麗に仕上がる

一、石粉粘土は湿気に弱く、直接水性塗料で着色するのは避けた方がいい

家の外壁につく苔をキッチンハイターで撃退してみた

家の北面の外壁に苔だか藻だかが繁殖する

南道路に面した土地を買って家を建てた。

しかし、建ててみるまで気が付かなかったことがある。いくら日当たりの良い家でも、家は形としては箱のようなもので、必ず東西南北の面があり、当然北面には日が当たらない。最近の住宅地は、それほど隣家との間隔も広いわけではなく、必然的に風通しも悪くなる。そうなると、北面の外壁や屋根に、苔だか藻だか不明なものがいつの間にか繁殖して外壁の色が緑がかってくる。外壁の塗装には防カビ剤などが含まれているが、経年劣化で効き目が薄れると奴等が繁殖し始めるらしい。外壁だけじゃなく、周囲の地面に打ったコンクリートや、植木鉢、プランターなどにも生えてくる。

高圧洗浄機を使えば落ちるが

最近はドイツ・ケルヒャー社製の高圧洗浄機も比較的安価で手に入るようになり、我が家にも一台ある。

確かにコレを使えば苔など一網打尽にできる。できるのだが、物置から出してきて使うのは意外に面倒くさい。コレは重いし、ホースやパイプを繋がなきゃいけなかったり、ちょっと気軽さや手軽さに欠ける。その上、植木鉢やプランターに高圧洗浄機を使うと、どうしても土にも高圧の水がかかり、大変なことになるのだ。

専用の除去剤もあるけれど

専用のクリーナーが売っているけれど、高い。1リットルで2,000円近くする。

それにこういうものは思い立ったときにすぐやれないと、やる気が失せる(笑)。そこでハウスメーカーの担当者に聞いてみたところ、実に簡単な方法を教えてくれた。

キッチンハイターを10倍に薄めて散布

なんとキッチンハイターを10倍に薄めて吹きかけておくだけで取れるとのこと。

しかも雨の降りそうな予報の2~3日前にやれば水洗いも不要だと。早速やってみた。

我が家には小さいながらも庭があり、生け垣にしているので、剪定後に消毒用の農薬を撒く噴霧器があり、それを利用。なければホームセンターでもネットでも簡単に手に入る。値段は1,000円強。安い。

結果、スッキリ取れた

即効性はないが、2~3日で綺麗に緑色の奴等が消滅した。道を歩いていると北面が完全に緑化している家をよく見かける。一度これをやってみることをお勧めしたい。

 

【今回の教訓&勘所】

一、屋根、外壁、コンクリートの地面、ベランダなどほぼすべての場所の藻類に有効

一、強アルカリ性の漂白剤なので、噴霧する際は衣服などにつかないように風向きに注意

一、水で洗い流すのは大変なので、雨の降る直前を見計らって実施すべし

靴の踵の修理を”SHOE GOO”でDIYしてみた

ビジネスシューズの踵が減っていると格好悪い

革靴の踵は割とよく減る。asicsのウォーキングシューズなど、最近はかなり減りにくい素材を使っているものもあるが、一般的な革靴の踵はビジネスシーンで歩き回っていると外側から斜めにすり減っていく。

勿論直せばよいのだが、大体10足程度を履き回していると修理代も結構馬鹿にならない。そもそも靴の修理屋ってちょっと高過ぎないか。まぁ、アレも一種の技能なので、技術料と捉えれば仕方がないのかもしれないが、やはり割高感は否めない。

ならば自分で直すしかないが、修理屋と同じ材料を使って直すとなると、グラインダーなどの工具が必要になって割に合わない。しかし、簡単に直せて工具類も必要ない修理道具があるのだ。

“SHOE GOO” made in U.S.A.

所謂チューブ入りの充填剤だ。実売価格は1,000円強だと思う。ネットでもロフトでも色々なところで売っている。充填剤の一種なので、減ったところに盛って、樹脂が硬化するのを待つだけなのだが、綺麗に修理するにはちょっとだけ手間をかける必要がある。

用意するもの

SHOE GOO 1本、アクリル板1枚、ガムテープかビニールテープの何れか、ハサミ

街の文房具屋か日曜大工用品店に行けばペラペラのアクリル板などが数百円で売っているので、それとガムテープかビニールテープを用意する。

修理手順

1 ハサミでアクリル板を適当な大きさの短冊状に切って、靴の踵のカーブに沿って隙間のないようにテープで固定する

2 SHOE GOOで減った部分を埋める

3 盛った表面を氷で均すと表面が平らになり綺麗に仕上がる

4 硬化するのを待ってアクリル板を剥がす

5 硬化した後、形が均等になっていない場合は、紙やすり等で若干補正して出来上がり

10足くらいならSHOE GOO1本で修理可能

靴の修理屋に出すと、一足あたり2,000~3,000円かかるが、SHOE GOOなら10足で1,000円強。

非常に安上がりだ。

 

【今回の教訓&勘所】

一、この手の充填剤の類は、硬化する過程で痩せて容積が減るので、少し多めに盛るのがコツ

一、踵の減りが深いと、埋めたSHOE GOOに厚みが出来て、硬化するまで1日~3日ほどかかるが焦らず待つこと

完全に硬化する前に剥がすと変形したりして綺麗に仕上がらないのでじっと待つことが肝心

一、盛った部分は氷で均すと表面が綺麗に仕上がる

ゴルフのスイングを改造してみた(アプローチショットのコツ)

ゴルフスイング改造その三アプローチ編

アプローチは、私のスコアアップにとって鬼門である。よく言われるのが、これをワンパット圏内に寄せられるかどうかでゴルフのスコアが大きく変わるということなのだが、私の場合はそれ以前にこれでスコアを落としている。これまで、色々な打ち方を試し、どれもがいまだに身についたとは言えないが、最近あることに気づいた。

このブログは、飽くまで「私のコツ備忘録」なので自分で自分に言っていることであるものの、ブログという形を取っている以上、全く想定しない第三者の目に触れることがあるかも知れないので誤解がないように書いておくが、ここで書くことはピッチエンドランとか、転がしとか、そういう打ち方のバリエーションの話などではない。

要すれば、如何にミスなくボールをフェースでミートするかという根源的なレベルの話であって、トップしてボールが吹っ飛んでいってしまうことや、ダフってちょろってしまうことをどうやれば防げるかという、超基本的な躰の動かし方の話である。

これまで自分は、昔ゴルフを始めた頃に誰かに言われた記憶に支配され、クラブをパターのように振ってアプローチしていたのだが、これだと近くて平らなグリーンエッジ近辺以外では、失敗の原因にしかならない。左足下がりだったり、深いラフからでは、この打ち方の生む効果が恐ろしいほどにスコアを悪くする。

どうすればボールを巧くヒットできるのか。アプローチ専用の特別なスイングがあるのか。上手い人はどうやって打っているのだろうか。あるレッスンプロが言ったという言葉を人伝に聞いた。

アプローチ用の特別な打ち方など存在せず、ただフルスイングの一部の動作を切り取って行っているだけに過ぎない

いやいやいや、確かに原理的にはそうなのだろう。しかしだ。動作の途中だけ切り取ってそこだけ再現するなんて真似は、ビデオの途中再生じゃあるまいし人間に出来るわけがない。いや、プロは出来るのかもしれないがアマチュアには無理だ。うん、少なくとも私には無理だ。

やはり、アプローチショットには特別な打ち方があるに違いない。

よく言われることは、クラブを短く持ち、スタンスは狭く少し開き気味にして、左足体重、左手の角度をテークバックからインパクトまで変えずフェースを返さないようにして打つってことなわけだが、それをやっても上手く打てない。というか私の問題点はそれ以前なのだ。構えた瞬間にアプローチ・イップス(笑)。怖くて当たる気がしない。結果テークバックから当てにいってスイングが緩み、トップかダフリでミスショット。何故か。何かが足りないということだ。そこでよく言われることの意味を考えてみた。

◆クラブを短く持つ⇒クラブと腕を一体化して振り幅で決まる距離精度を上げる

◆スタンスを狭くオーブンスタンス⇒動作が小さいので振り抜き易くする

◆左足荷重⇒動作が小さいので最初からインパクトの姿勢を作っておく

◆手首の角度を変えない⇒方向性を良くする

はて・・・これってトップとかダフリをなくす要素が入ってないじゃん。私の問題を解決してない・・・駄目じゃん。

どうすれば当てられるのか誰か教えてくれぇぇっ、と思っていたら、スコア記録用にiPhoneにダウンロードしたGDOのスコア管理Appの中にある、スコアアップのためのレッスンコーナーで村田理沙ちゃんが教えてくれていた。

右腕と左腕の上腕を上体につけたまま離さないで打つ

ああ、なるほど。要するにアプローチショットでテークバックしてからフェースが返ってきた位置が、アドレスした時より上だったり下だったりするからトップやダフリが起きる。

インパクトの強さやボールの上がる高さを腕の振りでコントロールしようとするから躰に力が入り、ビビって元の位置に返ってこないのだ。どうやればそれを防げるかというお題に対する解がこれだった。

やってみて分かったが、上腕を上体にくっつけてしまっているから肘から下も動かせない。この状態では腕で振ることはほぼ不可能に近い。上体を回すことでしかボールを飛ばす回転力は得られない。これなら余計な上下動を防ぎ、きれいな弧を描いてアドレスした位置にフェースを戻してくることが出来る。要するに腕で振るんじゃなくて上体を揺らすことで飛ばすのだ。

腕で降ると、上下動を誘発する関節の動きが大きくなる。腕で振らないようにするため、上腕を体にくっつけてしまえと理沙ちゃんは言っているらしい。よってこれを噛み砕いてスイングするときの注意点(私のコツ)はこれだ。

◆首の付根を支点にした振り子のように上体の動きだけで弧を描け

これでボールにちゃんと当たるようになるから、上述したよく聞く鉄則を加えるだけだ。

たったこれだけのことだったのだが、これでアプローチショットを打つようにしてから3ラウンドしたが、何れもこれまでの平均スコアを10打縮めることが出来ている。アプローチショットでのトップとダフリをほぼ無くすことが出来たからだ。

もっと練習して、50yd以内なら1パット圏内に寄せられるようにしたい。

 

 

以上

ゴルフのスイングを改造してみた(ショートアイアンのコツ)

ショートアイアンの左巻き解消について

ゴルフスイング改善メモのショートアイアン編。

ショートアイアンの打球が左に巻いていく、所謂チーピン軌道になると、ショートコースで1オンせず、またゲームの組み立てにおいても、折角アプローチショットの距離を100yd残したのにグリーンを捉えられず、難しいショートアプローチが残ってしまい、結局2打、3打とスコアが増えてしまう。

前回の投稿でミドルアイアン及びロングアイアンのダフリ改善を自分なりに行ったわけであるが、腕の振りではなく上体の回転を使って打つことは、方向性の改善としてはショートアイアンにも有効だと思うが、今回は特に巻きの改善に焦点を当ててみた。

自分の場合は、持ち球というか、曲球がドロー系なので、スイング軌道がどちらかと言えばイン・アウトになっていることを前提としている。これをショートアイアンでは極力減らしたいというのが今回のテーマである。

今回も前回同様プロのスイングと自分のスイングを比較して、何が違うかを分析することにより改善に至った経緯を説明する。本編も飽くまで自分の場合であって、フェード系の持ち球の人には当てはまらない。そもそもフェード系の人にはチーピンの問題はないだろうが。

左巻き、チーピンの原因について

原因1 腕のたたみが早い

⇒ すくい上げ動作が入るとロフトのあるクラブは(原理的に)左回転がつきやすい(と思われる)

⇒ プロはシャフトが4時方向を向くまで腕をたたんでいない

原因2 スイング時の上体の起き上がりが早い

⇒ プロは前回同様シャフトが4時の方向を向くまで上体の起き上がりを開始していない

⇒ インパクト中に起き上がり動作が入るとすくい上げと同様の現象が発生する

原因3 ショートアイアンをイン・アウト軌道で振ると左回転がかかりやすい易い

⇒ ロフトのあるクラブを角度をつけて振ると、(原理的に)左回転がかかり易い(と思われる)

対策は案外簡単

原因1はダフリ対策と同じなので、省略する。

【対策2】

これはそのまんま原因の裏返し。シャフトが4時の方向を向くまで起き上がりは耐える、しかない。

ある意味ダフリ対策で示した、インパクトを終えるまで左膝の角度を変えないというのと似ている、というより同じか(笑)

【対策3】

ショートアイアンでは少しアップライトにバックスイングし、縦振りにする。

 

これでほぼ修正できた。

ゴルフのスイング改造に挑戦してみた(ダフらないためのコツ)

スコアメイクとか言う以前の技術的問題

ゴルフ歴だけは長いものの、年間プレイ数は片手か両手で数えられるほどしかない年が大半を占めていて、未だに90が切れない。それどころか最近は100を切れないこともあり、真面目に原因を考えてみた。

ゲーム組み立てはともかくとして、それ以前の直接的且つ技術的な問題があり、主に次の3つと分析した。ゴルフに行く間が開いたときのための備忘録として書いておく。

問題1 所謂ダフリが多い

⇒ 余計な一打が増える ⇒ 気が滅入る ⇒ 更にミスを誘発する

問題2 ショートアイアンが左に巻く

⇒ ショートコースで1オンしなかったり、100ydからのアプローチでもグリーンを外すと、余計な一打が増え、そこにアプローチミスも重なって合計2打以上増える

問題3 アプローチでチョロが多い

⇒ チョロってもグリーンに乗ればいいが、乗らなければそれで一打、乗ってもピンに寄らなければパットが増え、合計2打以上増える

レッスンプロに習ってみたり、ゴルフの教本を読んだり、雑誌などでプロのアドバイスを見たりしても、言うことが十人十色で段々分からなくなる。多分皆さんの言っていることはそれぞれに正しいのだろうけれど、「~の感じで」とか、「~をイメージして」とか、恐らく同じことでも各人が感覚で捉えた内容を表現しているから、皆それぞれ言うことが違う。

それと、一口にダフるとか、左に巻くと言っても、原因は幾つもあって、人によってそれが違うので、直すポイントもまた違い、教本では自分がどれに該当するのか分かりにくい。

そこで、iPhoneのアプリ「Clipstro Golf」で自分のスイングを撮影し、プロのスイングと血眼になるくらい比較してみたところ、いくつか上記の問題を起こす原因(と思われる部分)が見つかった。

今回はダフリの矯正について書く。因みに、参考にしたプロの動画は、遼君、松山、今田の三人。

ダフリの原因と思われるもの

原因1 バックスイングで左足に体重が残り、ダウンスイングで右足に体重が残っている

⇒ 所謂ギッタンバッコン、リバースピボットという状態

⇒ 右足に体重が残っていると、スイングの最下点がボールの手前に来やすい

原因2 振り被り過ぎている

⇒ バックスイングで左肩が顎を押して頭が左に傾いているので、ボールと両目の位置がスイングを通して一定でなく、ボールを正確に捉えられない(のではないか)

⇒ トップの位置が回りすぎていて、そこから切り返すのでスイングが安定しない(のではないか)

原因3 ダウンスイングで右肩が下がりアッパースイングになっている

⇒ 上体を回すのだから、右肩が下がって当たり前と思っていたが、自分のスイングはプロと較べて明らかに右肩が下がっている

原因4 フォロースイングで腕のたたみが早くすくい上げている

⇒ プロは、フォローが時計の4時の方向位までは右腕も左腕も曲がらずに伸びているが、自分はインパクト直後から腕のたたみが始まっている

原因5 回転力に占める腕の振りの割合が大きい

⇒ 腕を鞭のように振ろうとして、腕の振りに頼り過ぎている

原因6 長いクラブのアドレスがやや近い

⇒ クラブを体の近くで回す方が軌道を安定させ易いので、長いクラブを体の近くで回そうとして、近過ぎてダフっている

なんだかもう色々駄目だった

問題なのは、これをどうやれば直せるかということだ。

そこで、上述のレッスンプロのアドバイス、ゴルフ教本、雑誌掲載のプロのアドバイスを参考に、感覚ではなく物理的な矯正方法として自分なりに整理してみた。

【対策1】

バックスイングで右足裏全体に体重を感じるまで完全に乗る

ダウンスイング開始と同時に右膝を左膝に寄せるようにして右足(親指)で地面を蹴る

ダウンスイング中に左足裏の位置と左膝の角度を(インパクトまでは)絶対に変えないように踏ん張る

フォロースイングの最終段階で左足位置は元のまま、右足はつま先のみ地面についている状態までしっかり乗っていく

【対策2】

バックスイングは、左肩が顎に当たった位置で止める(この状態で概ね左腕が地面と平行になる位置)

物足りない感じがするが、我慢して止め、左肩に押されて頭が傾斜しないようにする

シャフトが時計の1時から2時の位置を上限として、それより3時方向まで回らないようにする⇒左の肘が曲がらないようにしっかり伸ばすことも有効

【対策3】

ダウンスイング中に頭が打ち出し方向に回ると必要以上に右肩が下がるので、右肩が顎につくまでボール(のあった位置)を見続ける

この際、意識して頭を傾斜させないように打ち出し方向とは逆の方向に首を振る(ボールを見続けると必然的にそうなるが意識してやる)

【対策4】

文字通り4時の位置までは右腕も左腕も曲げずグリップを頂点とする三角形を維持する

これは、対策1と対策3がちゃんと出来ていないとできない

特に対策1、即ち体重を完全に左脚に乗せ腰を捻って前方に向けていく動作と連動していないと腕が早く畳まれてしまう

自分なりのコツとしては、右脚を蹴っていくと腰のひねりが入れ易く、インアウトの軌道になるようにヘッドをターゲットラインより右方向に放り出す方向に振ると腕の伸ばしが維持し易い

【対策5】

腕の振りではなく、上体の回転力でクラブを振る(腕の振りは上体についてくる程度でよい)

こうすることで、ロングアイアンでも振り遅れを防げるとともに、方向性も安定する

【対策6】

近過ぎるととダフりやすいからちょっと離れてアドレスする(笑)

人間の体は目で見ているところをトレースしようとするが、重いものを振る分遠心力で外側に軌道がずれるので、自分の場合はアドレスした状態でヘッドの先端にボールがくる位で丁度いい

かなりダフリが改善した

以上により、練習場で100球打ってダフリが2~3%程度にまで改善した。

特に「右足で蹴る」動作と「上体を回す」動作が有効であるように思われた。右足で蹴ることで変に意識せず体重移動ができ、上体を回すことでスイングの弧が安定するようだ。腕で回そうとするとヘッドが直線的に入ってしまい、フェースが返らずシャンクすることもあったが、上体の回転で回す方が綺麗に回ると思う。

最後に

遼君のスイングは、全身をバネのようにくまなく使っており、お爺には真似ができないと思った。

松山のスイングは、無駄な動きがなく、どうやって体を動かしているかを分析するには全く役に立たなかった。

今田のビデオが一番参考になった。

スクレイパー色々、シール剥がしにもOK

紙のシール剥がしならハガールとか

昔、紙のシールとか切手剥がしにハガールとかいうものを使ったことがある。今でも類似のものはあると思うが、要するによく浸透して糊の接着力を弱めて剥がすという原理のもの。

しかし、最近はシールやステッカー自体が水濡れに強い素材であったり、接着剤そのものが強力になっていて、ハガール類では太刀打ちできないケースが多い。

車のリアウィンドウのシールは厄介だ

特に車のリアウィンドウにデフォルトのように貼られてくる「XXX適合車」とかいうアレ。目障りだし格好悪いから是非剥がしたいが、何しろ雨風に負けず、夏の日差しにも耐える奴らだから、ハガール類では到底太刀打ちできない。

スクレイパー登場

そこで使うのがスクレイパー。世の奥様方なら一つは持っているだろうスクレイパー。でも実はスクレイパーって、用途別に実に色々ある。流石に鍋底を攫うキッチン用では歯が立たないが、今回使ったのがタイトル画像のもの。数百円で買える。

何のことはなく、薄刃の金属製の板をステッカーの端からグイグイ押し込んで剥がすだけなのだが、これが実に綺麗に剥がれる。ウィンドウガラスを傷つけないか心配になるが、そのようなことはなく傷などつかなかった。

ガラスボトルのラベルなども綺麗に剥がせる。多分こびりついたペイントとかもこれでいけると思うのでそのうち機会があれば試してみようと思う。

 

【今回の教訓&勘所】

特にないが敢えて言うなら

一、道具は偉大だ(笑)

一、多分カッターの替刃でもガラスボトルのラベル剥がし程度なら代用できる

プラスチックの接着はプラリペアがおすすめ

プラスチックの接着は意外に難しい

割れてしまったプラスチックの接着剤は、意外に難しい。木工用とか、金属とか、素材が明らかならば、どの接着剤を使えばよいかは一目瞭然。接着剤の用途欄に書いてあるから見れば分かる。

ところがプラスチックの場合はどうか。一口にプラスチックと言っても、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂など、色々あって素人目には区別がつかない。

接着剤の用途欄に、「プラスチックなど」と書いてあったりするのだが、この「など」が曲者だ。プラスチックが接着用途に入っているにも関わらず、注意書きに「軟質塩化ビニル、ポリウレタン、ポリプロピレン、ナイロン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ゴムは接着不可」などとあったりするからだ。要するに、つくのかつかないのか、一見しただけでは分からない。

接着面積が小さくて力がかかる部分となるともう・・・

そもそも接着剤の選び方には、接着するものの使用環境(温度、水や薬品がかかる、振動がある)や、強固に接着する構造接着なのか、隙間を埋める充填接着なのかなど、色々小難しい理屈があるわけだが、今日ここで話題にするのは、接着剤の選び方なんて専門的な話じゃない。

家庭で使ってるプラスチック製品が割れちゃったりした場合、大概それをくっつけて元通りに使いたいというシンプルな欲求が沸くわけで、そのような場合にどうするかという話。早い話が素材の分からんプラスチック製品の接着だ。

大体そういう場合、特に厄介なのが力のかかるところが壊れていて、しかもそこの接着面積が小さい。

専用接着剤はあるけれど

一般家庭で、或いは文房具店やホームセンターでよく目にするのが、セメダイン(これ会社名)、ボンド(接着剤を意味するもので、コニシがこの名前の接着剤を出している)、アロンアルファ(瞬間接着剤の商標名)、アラルダイト(エポキシ系接着剤の代表格)などだが、実際には用途毎に専用の接着剤がそれぞれ別に存在する。だがしかし、そんなものは通常家庭にはないし、一般家庭の生活圏内で手に入る物は限られている。ネットで大抵のものは変えるけれど、どれなら接着するのかも分からない。

で、壊れちゃったり、割れちゃったりしたプラスチックで、尚且つ力がかかる場所の接着となると、まぁ普通に手に入るものの中ではセメダイン系かアラルダイト系の二択、強固さが要求される場合は、ほぼ後者に限られてくるのだが、問題は上記の通り対象外なものが比較的多い。

更に、接着に失敗した場合、エポキシ系の接着剤同士は接着性に弱いので、残った接着剤を剥離しないといけないという問題が発生する。

プラリペアを使ってみた

ところが、良いものを見つけたので紹介したい。それが「プラリペア」というもの。勿論此奴にも対象外なものはあるわけだが、説明書きには、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチロール樹脂、FRP、アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂、アルミ、木、石、陶器などは接着できるとある。一方でポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、エンプラ系樹脂には接着しないとある。これ自体はアクリル樹脂系の接着剤のようだ。

アクリル樹脂のパウダーにメチルメタクリレートのリキッドを垂らし、団子状になった混合剤を針の先で接着場所に移動し、更にリキッドを垂らしてそこで重合硬化させる。数分で完全硬化し、非常に強力だ。

テクニックはプラリペアのHPに詳しく解説されているので参照されたい。これ以上ないというくらい丁寧に解説されているので誰でもできると思う。

接着力は半端じゃない。荷重のかかるところでも下手すると元より強い。

更に良いところは、接着剤というと、大抵接着する面をならし、両面に均等且つ薄く接着剤を塗り、はみ出さないように密着させるのが基本だが、此奴は充填剤のイメージで盛ってやれば接着する。下手くそなハンダのイメージと言ってもいい。接着してしまえば、削って平にして塗装すればもう全く分からない。私は、割れた浴槽のカバーや、普通は諦めるしかない爪が折れたエアコンのカバーをプラリペアで修復した。

これは本当に助かる品だ。

宅急便はクロネコメンバーズとLINEが便利

申し訳ないけれど不在配達票が・・・

近頃は、我が家でもネットショッピングをよく利用するようになった。そこでお世話になるのが各運送会社。運送会社は、選べるならヤマト運輸を指定している。数ある運送会社の中でも、配送希望時間に一番正確に配達してくれるから。

でも、ドライバー兼配達員さんには、時々申し訳ない思いをする。そう、こちらが不在時に届いてしまうことだ。勿論できるだけ確実に受け取れる時間帯を指定している筈なのだが、どうしても不在配達票をいただくことがある。

その場合、再配達を依頼するのはうちの奥さん。しかも大抵電話口で名前すら言ってない。それで通じてる。おい・・・それって奥さんの番号が登録されてるんだよな。まぁ地域の配達員さんは大体固定化しているので、意思疎通はできるのだろう。きっとそうだ。そうに違いない。

ある時、例によって配送予定日時に出先から戻れず、不在配達票がポストに。配達員さんごめんなさい。すかさずスマホを取り出す奥さん。秋葉原のソフマップで買ってきたハードウェアに格安SIMを突っ込んだものだ。勿論私のもそれだ。よって夫婦の月額通信料は二人で3000円強。

そんな格安スマホに奥さんが話しかけた。「いつ届く」と。

え、奥さん、ちょっとそれは・・・

「え・・・。」てっきりsiriに話しかけてるものと思った。「何やってんだ、siri に分かるわけないだろ」と私。一方奥さんはガン無視。続いて「xxxxxxxxx」と、何やら番号を言ってる。更に「ごにょごにょ・・・」。
そして「明日の夜だね」と奥さん。

「はい?」日本語に?マークをつけるのはおかしい。そのような表記法は存在しない。しか~し、私の気持ちはまさに「はい?」だった。仕方がないよ、そうなんだから。よくよく聞くと、うちの神様はクロネコメンバーズになっていて、どうやらヤマト運輸のLINE公式アカウントで、クロネコIDを登録したとのこと。

で、そのやり取りを画面で見せて貰った。そして再び「はい?」
先程神様が喋っていた内容にLINEが反応して、回答を返している。それもタイムスタンプを見る限り即答。これ、相手は人じゃないよね、絶対違うよね。だって1~2秒で文章が返ってきてるよ。

LINEの自動応答

おいおい、私よりスマホ使いこなしてるじゃん。パソコンもスマホもいちいち何かあると聞いてきて、すべての設定やらせるくせに、何故だ、解せん。ヤマト運輸恐るべし、LINE恐るべし、奥さん恐るべし。

期せずしてヤマト運輸の配送指定にはLINEが便利と知ったのだけれど、なんだか釈然としないものが残った。