再びゴルフのスイング改造に挑戦してみた(ダフらなくなった)

前回ゴルフスイングの改造を行ってから暫く経ったが、結局ダフりは直らなかった。少なくはなったのだが、やはり発生はしていた。アイアンの精度向上はスコアメイクに絶対必要だ。そこで今回はダフり改善だけでなく、もう一度スイングを見直してみようと思った。

前回の投稿をチェックしてみると、まあ間違ってはいないとは思うが、何となくゴルフを分かってない奴が無理して書いている文章臭がプンプンする。困ったものだ。しかし、あれから俺は変わった。別人だと思って欲しい。だから今度こそ本質を突く。突いてやる。お前はもう死んでいる。いやそれは秘孔だ。突くのは秘孔じゃなくて本質だ。秘孔を突くには北斗神拳を習得しなければならないが、本質を突くために必要なのは北斗神拳ではなく、科学的な考察だ。俺は科学の子だ。

★はじめに結論を言う

最初に今回スイング改造して至った結論、即ちスイング時にどのような点に気をつけて振るかポイントを述べる。前回の投稿を見て思ったが、読むのがダルい。その原因はこれが出来ていなかったから。では結論のアイアンスイング七か条、いってみようと思う。

1 アドレスで肩を十分に下げて首を伸ばす

⇒クラブを振ってもはじめからそれ以上肩が動かない位置でアドレスする

2 前傾した際に背骨を中心にした回転軸を意識する

⇒回転軸に意識を向けることで前傾角度が変わらないようにする

⇒上体の起き上がりを抑制しフックを防ぐ

3 テークバック時は左手のグリップを押すようにして右肘を早めに曲げていく

(1)左手のグリップを押すイメージだと左腕が曲がり難い

⇔クラブを持ち上げるイメージだと左腕が曲がり易い

(2)右肘を曲げてコンパクトに上げるとクラブヘッドが上から入り易い

⇔右手を伸ばして水平に引くとクラブヘッドが横から入ってダフり易い

4 バックスイング時にトップで頭が下がらないように意識する

⇒躰が楽をしようとして、頭とトップの相対位置を誤魔化すのを防ぐ

⇒頭が下がると、アドレス時よりクラブヘッドが下がってダフる

5 頭の位置を動かさずにバンプする

⇒アドレス時より打点をターゲット方向にずらす

6 ダウンスイング時は腰は回さず上体だけを回転する

⇒躰の構造上インパクト時に臍がボールを向いていないと方向がずれる

⇒ゴルフに腰は必要ない(笑)上体の回転についていくだけでいい

7 ボールのターゲット方向側の縁に向けてクラブを振り下ろす

⇒ダウンブローに必須

⇒ターゲット方向に振ろうとするとアッパースイングになる

以上だ。この内ダフり防止に最も重要な点を一つ挙げろと言われたら、4だと思う。これホント。6ははっきり言ってダフリ改善には関係ない。

では次にこの結論に至った経緯を述べる。

★ダフるということ

要するにダフるというのは、ボールを打つより前に地面を叩く行為だ。つまるところ、本来クラブヘッドで当てたい場所を外している。

「ここか、ここがええのんか。」

「違うわ、そこじゃない、もっと前よ。」

みたいなものだ。科学者として、いやそれ以前に男として決してあってはならないことだと思う。

そのように考えると、トップしないことと対策はある意味同じだ。ボールをクリーンに叩けばいい。それだけのことなのだが、では何故当てたいところに当たらないのか。

★ボールとクラブヘッドとの位置関係

ゴルフには、ボールをクリーンに打つために必要な骨格と筋肉以外、他の一切を動かさないことが求められる。ところがついこれをやっちゃう。その原因は二つあると考えられる。科学らしくなってきたな。

1 飛距離や正確性を出そうという意識が躰の余計な部分を動かしてしまう

2 クラブという重量物を振ることに堪えられず、遠心力で動いてしまう

今回のスイング改造では、意識科学の領域にまで踏み込む。でないと原因不明の躰の動きを防ぐことが出来ない。意識と物理の両方からのアプローチが必要だ。

まずはじめにボールとクラブヘッドの位置関係だが、ボールをヒットする時は、アドレスした時よりもクラブヘッドがターゲット方向に3cmほど前に降りて来なければ必然的にダフる。打点に対してアドレスしているわけではなくそれより少し手前にアドレスしているからだ。アドレスポイントが、

「ここか、ここがええのんか。」

だとすると、打点の位置は、

「違うわ、そこじゃない、もっと前よ。」

なのだ。つまりアドレスしたポジションに躰を戻すのでは駄目ということだ。

★三次元の位置関係を崩さずにスイングする

物体の位置関係を合わせるには、垂直方向と水平方向二つの位置を合わせなければならない。まず垂直方向の合わせ方からいきたい。

【垂直方向の位置合わせ】

ゴルフ本を見ると、よく「前傾姿勢を崩すな」と書かれているが、まずこれは正しいけれど正確ではないと思う。アドレスした姿勢を横から見ると「く」の字のようになっているわけだが、この「く」の字の「角度」を、アドレス、バックスイング、ダウンスイング、ボールをヒットしてクラブヘッドからボールが離れる瞬間まで変えてはならないということだ。これが僅かでも変わると打点の垂直方向の位置が変わり、下にずれればダフり、上にずれればトップする。その精度は1cm未満を要求される。仮にうまい具合に当たったとしても、ボールにヒットする前に起き上がりを開始してしまえばその動きで回転がかかりチーピンまっしぐら。それがゴルフだ。

ではその対策だが、これには「意識的な方策」と「物理的な方策」の二つがある。

意識的な方策としては、「前傾姿勢を崩さないで打つ」なんて考えながらスイングすると、「前傾を崩さない」なんてことはスイングした瞬間にどこかへすっ飛んで、明日に向かって「打つべし」という意識だけが働いてしまう。「あしたのジョー」を見て育って世代の哀しい性だ。結果として躰が突っ込んでダフりまくりだ。あーつまんねぇ、もう明日のゴルフなんてやめだ、になってしまう。

対策としては意識をそこから敢えて外す。「アドレスした姿勢で背骨を中心にして上体を回転させるだけ」と意識する。「回転だ」「回転だ」「回転だ」「回転だ」「回転だ」「回転だ」「回転だ」「回転だ」・・・これくらい思い込む必要がある。回転する途中でクラブヘッドにボールが当たるだけ。まずこれで半分解決だ。

これだけだと、「気合だ」「気合だ」「気合だ」と叫ぶ何処かのオッサンみたいで、正気を疑われてしまいそうなので物理の話に移ろう。物理は対策が二つある。

練習場で他の人をよく見ていると、結構肩が入ってる人を見かける。「それ駄目じゃね。」と思う。肩が入ると力も入るし自然に肩が上がる。上がった肩はスイング時にクラブの重みと遠心力に負けて伸びる。それによりクラブヘッドがアドレス時より遠くで回ることになり、結果ダフる。まあ自分も飛ばしてやろうなんて意識しているときはやっている可能性がある。人の振り見て我が振り直せだ。

どうするかと言うと、アドレス時に十分に肩を下げて首を亀のように伸ばす。このようにすることで、重量物であるクラブを振ってもその遠心力で肩を持っていかれないようにする。はじめからそれ以上クラブヘッドが向こうに行かない位置でアドレスするのだ。肘もいい感じに曲がって腕から自然に力が抜ける。

もう一つは、テークバックしてトップまで持っていく時の注意点だ。疲れてきたり躰が辛くなってくると、人間の躰はサボろうとする。基本的に俺はサボリーマンなので、疲れてなくても常にサボりたい。サボリーマンは無意識の内に楽になろうするので、クラブヘッドが正しいトップに到達して苦しくなる前に、頭が下げることで相対的にクラブヘッドがトップに来たと躰に納得させようとするのだ。この段階でもう詰みだ。アドレス時より頭が下がっているので、ダウンスイングで頭の位置を基準に肩を回したら必然的にダフる。

対策としては、これも言われがちな「テークバックで左肩を顎につけ、ダウンスイングで右肩が顎につくまで我慢」とかいう妙なアドバイスを忘れることだ。顎が肩につくかどうかなんて関係ねーし。顎を左肩につけろなんて言うから、無理して顎をつけようとして左肩に顎をつけちまうんだよ。左肩の方が顎に寄ってくればまだいいが、○十肩で肩が上がらなかったり、躰が硬かったり、歳とって辛くなったりすると、顎の方を左肩に近づけてしまって頭が下がる。やはり大事なことは頭の位置は水平垂直どちらにも変えないことだ。それを意識してやる方が大切だと思う。

【水平方向の位置合わせ】

次は水平方向の位置合わせだが、上でも述べた通り、ダウンスイングではアドレス時の姿勢に戻るわけでもなければ、クラブヘッドもアドレス時の位置に戻るわけでもない。クラブヘッドはアドレス時より数センチ前に振り下ろされなければ、ボールをクリーンにヒットできない。

ダウンスイングに関して、ゴルフ教本ではよく「体重移動しろ」とか「左足に乗り切れ」などと書かれているのだが、それで分かる人はそれでいい。はっきり言って俺はそれでは分からなかった。別に俺の頭が悪いわけじゃないよ。いや分かるよ、分かるんだけどさ、何のためにやるのさそれって話。別に体重移動なんかしなくたって打てるじゃん。右足に体重残ってたって打てるし、左一軸打法とかもあるじゃん。あれ移動してないよね。体重移動しなくたってスイング速度なんて大して変わらないし、体重移動したってダフる時はダフるし。

要するにボールより後ろにクラブヘッドが落ちてるからなんだろって話なわけですよ。じゃ、どうすりゃそうならないようにクラブヘッドをアドレス時より前に振り下ろせるか。試行錯誤の結果辿り着いたのが「バンプ」

即ち腰をターゲット方向に向けて水平に移動する。動かすのは腰だけってのが重要で、スタンスをずらさず、頭の位置も変えず、腰だけくねっとずらすこと。これだけでクラブヘッドに必要な数センチの打点移動ができる。やってみると分かるが結果的に右足から左足に体重が移ってる。体重移動なんてものを意識的にやる必要などない。下手に体重を移動しようなんて考えると上体もふらついてスエーするような動作になり易い。スエーすると頭が左右に動く。頭が右足側に動いたままならダフるし、左足側に動けばボールの真上を叩いてぽっこんだ。

だからバンプよ、バンプ。

★クラブの振り方の問題

次にクラブの振り方に関しても考察してみた。あまりチェックポイントを増やすと、スイング時に全部出来ない。別に俺の頭は一つ入れると一つ追い出されるような構造をしているわけではないが、ゴルフは一連の動作で行うことが大事なので、ストップモーションでチェックすることは出来ない。よって今回は二つくらいにしておこうと思う。すべてを躰が覚えきったら、その時また次の段階に進むことにしたい。

アイアンショットの失敗で一般的によくあるのは、ダフり、トップ、シャンク、引っ掛け、右方向への押し出し、フック、スライスだ。それぞれ原因は複合的で一筋縄ではいかない。

自分としては右方向への押し出し、スライス、引っ掛けは、アイアンでは殆ど発生しない。チーピン気味のフックはあるが、大抵はテークバックでインに引き過ぎたか、スイング中に躰が起き上がるのを我慢できなかったかのどちらかで、修正方法は分かっている。シャンクはまあ色々原因はあるのだろうが、根本はフェースターンに失敗した場合が殆どだと思う。トップもあるにはあるが、朝一番や昼食後で躰の起き上がりが早い場合に多い。なんと言っても俺はダッファー歴が長い。よってこの点に関しては長年の研究が進んでいる。科学は俺を裏切らない。

そこで今回は振り方でダフりの原因を直す。一つはテークバック。そしてもう一つはダウンスイングだ。

【テークバックについて】

テークバックは水平に引け。これを俺に教えた犯人が誰だったかはもう忘れた。まぁ理屈は分かるよ。超ストロンググリップにして水平に引いていけば、スイング中にフェース面がボールを向いている時間が長くなる。結果としてボールを点ではなく線で捉え易くなる。フェースターンも意識してやる必要もない。一見良さそうなのだが、まあこれは実際にやって上手くいっている人もいるから否定はしないけど俺には合わなかったと言っておこう。

一応不採用に至った欠点を言っておくと、水平に後ろに引くと、ダウンスイングもそれをトレースするように躰が動きやすいので、どうしても払い打ち的になってティーアップするティーショット以外ではボールの手前を叩きやすい。結果的に夏場のラフなどでは辛い。

よって、自分としてはテークバックでは早めに右肘を曲げ、クラブヘッドを上方向に引き上げる軌道を採用した。

【ダウンスイングについて】

ダウンスイングに関しては、今まで結構ターゲット方向を気にして振っていたが、今回のスイング改造では完全に無視することにした。

アドレス時のスタンスとフェース面さえターゲット方向にしっかり定めておけば、躰は勝手にそちらへ動く。だから特に腕の振りに関してはターゲット方向への意識は捨てた。代わりにボールを上から見て4時の方向から10時の方向へのラインを意識し、10時の方向の縁あたりをガン見してそこに向かって上から下に打ち込む。

これによりパンプとの相乗効果でボールを高い確率でクリーンヒットできるようになった。これまではターゲット方向に振ろうと意識するあまり、ターゲット方向に顔が向くのが早くなってアッパースイング気味になっていたが、このように意識を変えて打ち込むことでダウンブローになってきた。

但し、これには注意点が一つある。バンプと確実に併用しないとシャンクし易くなることだけ備忘録として付け加えておく。

★最後に

前回の投稿は忘れようと思う。俺は政治家じゃないので言ってしまったことを取り消す権利は持っていない。消さずに残しておくことで、成長が分かるってものよ。