タイヤもネットで買う時代か

ふと、フロントタイヤの溝が危ういことに気づいた。先日箱根近辺のゴルフ場に行った帰り道に、旧道の下りで霧が出ていた影響もあるだろうが、大分アンダーステアが出たのはこのせいだろう。車検はまず通りそうにない。フロントタイヤは225/40R18だから、リヤの255/40R18ほどじゃないものの、カーショップやタイヤショップで安くても4万円/本ほどはするだろう。

ディーラーに見積をとったところ、フロントタイヤ2本で12万円コースだった。

ないよ。それはないよ。

フロントタイヤ(225/40R18)

ネットで225/40R18のタイヤを探してみた。

やっす・・・。えー、こんなに安いのぉ。という位、安いものは安い。

しかし、いくら安く手に入れようという話であっても、ブリジストン、ヨコハマなどの国産メーカータイヤか、ミシュラン、コンチネンタル、ピレリなどのEUメーカータイヤ、またはグッドイヤーなどの米国メーカータイヤなどの何れかにしたい。アジア、中東圏内製タイヤなどもっての外だ。

タイヤは安ければ何でもいいというわけではないのだ。車の性能的にも安全性の面でも最も重要なパーツである。アンダーステアが出て曲がれないタイヤや、雨天時に止まれないタイヤなど論外である。ネットでは、アジア、中東圏メーカー製のタイヤが安くて実用的などという記事を時折見かけるが、全く信用に値しない。アレを書いている輩は、広告料を貰っているか、品物の提供でも受けてコメントを書いているかのどちらかなんじゃないか。そうじゃないならタイヤの違いなんてまったく分からないレベルの運転しかしていないんだろう。何れにせよ参考にならない。

深夜によくお世話になる個タクの運転手さん達と懇意にしているのだが、彼らは商売上タイヤの消耗が激しいので色々なタイヤを履いて評価しているそうだ。アジア、中東圏のタイヤも実際使ったそうで、私もそのタイヤを履いた車に実車したが、後部座席に乗っていて分かるほど話にならなかった。

個人的に今気になっているタイヤはDunlop Veuroなのだが、Potenza S001がネットのタイヤショップで安く売っていたので、それを購入することにした。減りが早そうだが、ドライ、ウェット性能共に間違いがない。

Bridgestone Potenza S001 ネット購入 ¥8900/本☓2=¥18,800-

送料¥6,600-

送料は高いが、2本購入しても街のタイヤショップやカーショップの1本分にもならない。

買いじゃん、これ買いじゃん。ポチッとする前に一旦踏みとどまった。S001は2018年にS007Aに後継が出て製造中止になっている。つまり廃版製品だ。今売ってるのは新品でも2年落ちの流通在庫に違いない。それの処分品だから安いのだろう。しかし、ショップに持ち込みでタイヤを交換してもらった場合、どうせ何処も保証対象にはしてくれない。うん、OK。

もう一点。タイヤばかりは自分で取り付けるわけにはいかない。取り付けてくれる店がないことには安く買っても意味がない。ということであちこち電話しまくったが、なんのことはない。街のタイヤショップやカーショップは大抵どこも新品タイヤなら持ち込みでも取り付けてくれると分かった。そして工賃はタイヤをショップで買う場合の倍というところが多い。その金額はと言うと、どこも1本当たり¥6,000~¥6,500程度の様だ。これもOK。それでも安い。

ポチッた。

数日で剥き出しのタイヤがテープで括られて届いた。それを今回はJmsに持ち込んだ。

持込工賃¥12,500-

で、結局消費税込の総額は¥41,690-

ディーラーには悪いけど、これじゃしようがないよね。

レクサスIS250のブレーキパッドをbremboにしてみた

私は、普段車を運転する際に殆どブレーキを踏まない(笑)。

エンジンブレーキを多用するので、ブレーキペダルを踏むのは停車前の少しだけだ。高速道路なら尚更だし、箱根新道の下りなどでも数えられる程しか踏まないので、私が運転する際はあまりブレーキパッドは減らない。

一方、妻や子供達は殆どエンジンブレーキを使わないので、ブレーキパッドもディスクローターも減りまくる。だからといって「パッドが減って勿体ないからブレーキ踏むな。」などとは勿論言わないが、妻が運転するとホイールがすぐ汚れ、それを掃除するのは私なので、妻の運転で隣に乗る際に内心では「何故そこでブレーキを踏むのか」位には思っている。思っているが決して口には出さない。余計なことを云うと、雨の日に駅まで迎えに来て貰えなくなるからだ。口は災いの元なのである。

最近、子供達は私の真似をしてエンジンブレーキを使うようになってきたが、まだまだ甘い。後方から煽られたらエンブレかけてビビらせる位はやって欲しいものだ。一般道でも車間距離を詰めてくる奴にこれをやると、次からあまり詰めてこなくなる。但し、追突される危険もあるので、やる時は気合が必要だ。

さて、今回の主題はブレーキングに於ける「気合」の話ではなく、ブレーキパッドとディスクローター交換の話だ。

フロントブレーキディスクの摩耗が目立ってきたのだ。外周の縁と内周の縁にはかなり段差がある。ブレーキパッドに至っては、フロント、リヤ共に残り僅かだ。リヤのパッドはまだ車検を通るかも知れないが、少なくともフロントのパッドとディスクローターは車検前までに交換が必要と見られた。

ディーラーに見積をとったところ、フロントのディスクローターとブレーキパッド交換だけで5万円コースだった。

リアパッドも交換したら7万円コースか・・・ないな。それはない。

ブレーキパッド

ブレーキの世界では超有名なbremboというイタリアのメーカーがある。ブレーキシステムだけで100万円コースの高級、否高性能ブレーキを作る会社だ。ポルシェやフェラーリ等も挙って採用する世界的に有名なブレーキメーカーだ。

そんなbrembo社のキャリパーセットは非常に高価なのだが、消耗部品であるディスクローター及びパッドは、車種にも依るが国産メーカーの純正品より安価なことはあまり知られていない。そして安価な割に高性能なのだ。

そのディスクローターとパッドなのだが、国産車用にもかなり広範囲にカバーされており、我が家の車にも設定がある。

bremboの交換部品は、日本では住友がライセンス生産しているらしいが、性能や品質には全く問題ない筈だ。

ということで、今回は純正品のタッチに近いと思われるbremboのブラックパッドを採用した。

 フロント

 リヤ

シムは前後共既存品から移植した。

Jmsとイエローハットで見積もりを取ったところ、イエローハットの方が良心的であったので、今回はイエローハットで交換をお願いした。

brembo ブラックパッド ¥9,000/フロント, ¥9,000/リヤ

工賃消費税込総額 ¥30,000-

ブレーキディスクローター

最初はブレーキローターもbremboでと思っていた。

国産メーカの純正ブレーキは比較的ディスクローターは摩耗しにくい傾向にあり、比較的パッド主体であるように感じられる。一方ブレーキ専業メーカのブレーキは、bremboに限らず大体何処の製品もローターとパッド両方で性能を発揮するようになっているものが多いからだ。

であるからして、パッドがbremboなら、ディスクローターもbremboとすべきなのだ。本来は。

ディスクローターは、うちの車の純正品だと2万円前後、brembo製だと定価¥26,000で実売¥23,000¥程度だ。だから当然そこはbremboだろう。本来は。

が、今回はDIXELのSD (スリットディスク)を採用した。理由は聞かないで欲しい。ここまで書いておいて、安くて格好良かったからなんてとても言えないから。

同じくイエローハットにて

DIXEL SD  (スリット6本入り) ¥12,000-

工賃消費税込総額 ¥17,000-

スリットの向きは、効きを重視して逆転方向(写真で進行方向は⇒)に取りつけてもらった。

今の処ブレーキ鳴きはないし、純正よりブレーキダストも少なめで、効きも良いように思う。まだ当たりがついていないので、最終的にどんなタッチになるのか分からないが、今後に期待したい。

追記

交換後1ヶ月半が過ぎ、走行距離が400Km弱になって大分当たりがついてきた。非常によく効くし、踏力に応じて効いてくる感じがしてとても良いように思う。純正ブレーキは時々鳴いていたが、今の時点でも鳴きはない。