ドライバーを替えてみた

ゴルフというのは実に奥が深い。一体今まで何回クラブを替えたことか、数えるのも恐ろしい。しかし、技術は上がったとしても体力は年齢とともに衰える。よってその組み合わせで数年ごとに自分に合ったものが変わってくる。だから替えるのは正しい。弘法も筆を選ぶのだ。

色々言う人がいるが、自分としては、1W、FW、UTにその傾向が強いと思っている。アイアンは、自分に合ったものを見つけることができれば比較的永く使える。ウェッジは・・・自分としては苦手意識があるので常に易しいものを探している。パターは感覚に合ったものを選べばそう替えなくてもいい気がする。

実際、ゴルフ歴30年程の間に、1W、FW、UTがそれぞれ6回入れ替わった。アイアンも5回ほど入れ替わり、ウェッジは4回、パターは3回だ。これが多いのか少ないのかは人によって違うので何とも言えないが、替える度に良くなったり悪くなったりするので、道具の違いは影響が少なくないと思う。特に遠くまで飛ばすことが必要なクラブに関しては、体力の衰えがある以上、より飛距離の出るものに変えたくなるのが心情だが、方向性も犠牲に出来ないので厄介だ。

今回は、ブログを立ち上げて以来、初めてドライバーを買い替えたので記録を残しておきたい。値段の高い(飛びを謳う)高級品よりも、自分の技術と体力に合ったものを選ぶのが重要だと思っているので、これまで実売価格で三万円を超えるクラブを買ったことはないのだが、今回はちょっとだけ超えてしまった。

これまで使っていたドライバーは2012年に購入した Taylormade RBZ。Stage2ではない初期のものだ。

これだ。もう(売り払って)手元にないからネットから拾ってきた画像だ。

9.5°でフレックスSだったが球はよく上がってくれたし、弾道もあまり曲がらずよく飛んでくれる易しいクラブだった。では何故替えたのかというと、今年7月に一緒にラウンドした五つ年上のオサーンに飛距離で負けたからだ。体格が違うなら仕方ないが、似たような背格好のオサーンだ。スコアはともかくとして、自分より年上のオサーンに飛距離で負けてはならないというのが私のプライドだ。だから替えた。さよならRBZ。

そしてこれが今回購入した2016年モデルのTaylormade M2だ。ドライバーは、Burner、RBZ、M2と、今のところTaylormade続きである。M2は、RBZと違いクラウンの部分が金属ではなくカーボンファイバーとなっている。

構えた感じがいい。RBZと違い、ヘッド全体が白くなく、どちらを向いているか方向性を感じ易い気がする。ゴルフにおいては、この「気がする」部分がとても大切だ。構えにくい「感じがする」ともう全然駄目なのだ。

フェースは、RBZがもう手元にないから確実なことは言えないが、RBZよりもスイートスポットから先がやや長い「気がする」。

シャフトは、RBZと同じ標準品のフレックスSだ。以前シャフトを替えて試してみた感じでは、Taylormadeの場合は高機能シャフトより標準品のバランスが良いように思う。飽くまで個人的な感想だ。

肝心の打感と飛距離

練習場で打ってみたところ、まず打感は違和感がある。多分クラウンの素材のせいだと思うが、打った瞬間の音が「パコっ」という感触で叩いた感がない。そのせいか打感も弾いた感触は感じられない。

球の上がり具合はというと、明らかにRBZより上がらない。RBZがロフト9.5°で十分上がったのでこれも9.5°でいいと思って購入したのだが、より低弾道だ。強風のときには良いが、飛距離が比べられないので調整してみる。

STDからHIGHERまで三目盛りあるが、HIGHERで+2°らしいので、一目盛り動かして約+0.67°、これで10.17°といったところか。これで頭の中にあるRBZの弾道と大体同じになった。

現在(今年54歳になる)の私のスイングスペックは、練習場の計測器によると

H/S 44m/s

ミート率 1.40

ボール初速 62m/s

辺りらしい。ヘッドスピードには自信がないがミート率は悪くない方だと思っている。ミート率の最大は1.45止まりだった。ヘッドスピードは頑張ればもっといくが、全然思った方向にいかなくなるのでこの程度が体力的に限界なのだと思う。これで、RBZの時はコースで当たって250ydから260yd位だった。

弾道修正をしたM2がどうかというと、練習場ではボールも違うしキャリーでそこまで距離がないので、正確なことはコースで使ってみないと分からないが、思い込み修正が入ったとしても明らかにネットに当たる位置が少し高いと感じた。

これは楽しみだ。待ってろオサーン。