ガーデニングの話
子供の頃は几帳面だった。ちょっと神経質だね、とよく言われるくらいに。
大人になって色々経験したら、「大体でいいんだよ、大体で。」と思うようになった。勘所が掴めるようになったと言えば聞こえがいいが、要するに適当。そうなると、それが原因の失敗もあったりするわけで、このブログは失敗から学んだ勘所的なことを記録に残すシリーズとして、今日はガーデニングについて一つ覚えたことなどを書き留めておく。
家を建てて、小さいながらも庭なんか作ってしまったりすると、やりたくなるのがガーデニング。まぁ、はじめは石いじりじゃない。盆栽も違う。それはまだ早い。もう少しイッてからでいい。だからガーデニング。家庭菜園という人も多いかも知れない。家庭菜園についてはいずれ機会を改めて失敗談を書くつもり。
土壌酸度を気に留めていなかった
ガーデニングにしろ、家庭菜園にしろ、また直植えにしろプランターにしろ、誰でも気をつけるのが植物によって違う日当たりの程度、水やりの頻度、何よりも土作り、種からやるなら蒔く時期にも気を配る。でも大抵そこまでだろう。いや、長年私はそこまでだった・・・。
だけどある時ふと気づいた。同じ植物を植えているのに、プランターによって苗を植えるなり枯れるのがあれば、やけに育つのがあることに。はじめは水やりとか肥料の量かなと思っていたのだけど、観察しているとどうやらそうじゃないらしい。
行き着いたのが土壌酸度、pH。確かに「種まきの基本」とか「栽培のポイント」とかでググれば出てくる。植物の名前で検索すれば、そやつの好みのpHとか、そういうものがあるのは知っていた。が、しかし、ある時から「大体でいいんだ病」に侵された脳は、pHなんぞに感度があるはずもなく、気にも留めていなかったわけで。
ちゃんと道具は売っていた
大体、土のpHなんてどうやって測るんだよ、と思っていたのだけど、調べればちゃんと土壌酸度系とかpH計とかいう代物が販売されている。価格も数百円から数万円まで。幅がありすぎてどれが良いのか分からないので、ここは間をとって数千円のものをチョイス。
コレだ。数ある中の一個を試しただけだし、校正機材など持っていないので、数値の正しさなんぞ検証のしようもない。したがってどれが良いかなんてことには言及しない。大事なのはそれを気にする必要があるってことだけだから。
使い方
大抵どれを買っても、土にドバっと水撒いて、計測器をズボッと挿して、あとは一分程度待つだけのものが多いようで、こやつもその例に漏れない。それで何某かの数値が表示される。
pHだから数値が低ければ酸度が高いのは言うまでもなく、栽培対象の好みというか適正値というか、それより低ければ石灰混ぜて調整。色々と要因があるようだが、日本は雨が多いので、土壌のアルカリ物質が流れ出やすく、酸性に誘導されやすいということらしい。我が家の土も、栽培と土の再生を繰返し、大分酸性に寄っていたので、有機石灰を混ぜて調整した。コレで良い筈だが、そもそもこのpH計ってやつの精度が如何程のものか不明なので、まぁ大体でいいんだよ、きっと。