マウスのチャタリングにイラついた

確定申告の時期なので、医療費控除とふるさと納税分の申告を国税庁のホームページから行っていたら、相変わらず面倒臭いし、出来の悪いユーザーインタフェースに辟易としていたところに加え、医療費控除のためにエクセルのフォームをダウンロードして入力し始めたところ、マウスによるセルの指定が全くできず怒りがピークに達した。

マウスのチャタリングのせいで必要な場所はポインティングできないわ、余計なコピペが発生するわでどうにもならなかったのだ。いや、この件に関しては国税庁に非はないのだが、そもそも苛つくユーザーインタフェースで先に腹立たしい思いをさせたのは国税庁だからな。

なんとか騙し騙し申告だけは済ませたものの、このままイカれたマウスを放置すると精神衛生上よろしくないし、毎度毎度国税庁のせいにもできない。

仕方がないので直すことにした。このネタは確か3年ほど前にやった気がするがまあいいか。

今回ラリったマウスはこういう奴なのだが、3年以上前の投稿にも書いた通り、マウスのチャタリングはマウス内部のマイクロスイッチがヨタってるから起きる。

しかし、自分の経験では、よほどゲームばかりやってるとかでない限り、マイクロスイッチそのものがイカれることはない。大抵はマイクロスイッチに接点復活剤を吹きかけてやるだけで改善する。

 

これね。というわけでマウスを分解する。大抵のマウスはぱっと見どうやって分解したら良いのか分からないが、どれも基本同じで簡単に分解できる。

マウスをひっくり返して裏から見ると、机の上を滑らせるための厚みのある樹脂が貼ってあるので、これをマイナスの精密ドライバーなどで端から剥がしてやると、ビスが現れる。

此奴は4本のビスで留まっているので、それを外してやるとぱかっと蓋が外れる。

構造は至ってシンプルで、マウスを押す部分の裏側に、マイクロスイッチを押す台座がついており、その対極にあるのがマスクロスイッチだ。

で、このマイクロスイッチの白い部分がスイッチボタンであり、この向こう側に接点があるので、ここから接点回復剤を吹きかけてやるわけだが、余計なところまで液剤が飛び散るのはあまりよろしくないため、ティッシュペーパーで軽く養生してやる。

そうしたらこいつの出番。

スイッチそれぞれにシュッ、シュッ、シュッと吹きかけてやる。

これだけ。あとは元に戻してやれば、チャタリングはなくなっている筈だ。

これで駄目ならマイクロスイッチの交換だ。3つ換えても精々数百円だが、それをやるにはハンダゴテと多少の技術が要るかな。大したことはないけど、大抵の人は買い換えるでしょうね。